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Biennial No Plan|power/pointが提案するグラフィックデザイン・ビエンナーレのかたち

CALM & PUNK GALLERYではグラフィックデザインのありようを展覧会形式から再考するユニット「power/point」(竹久直樹中村陽道八木幣二郎)による新プロジェクト「Biennial No Plan(略称:BNP)」を紹介する展覧会を2025年7月23日(水)から8月3日(日)まで開催する。本展は2021年の展示「power/point」で提示されたコンセプトを実践へと展開する第一弾企画であり、今後の継続的な展開を視野に入れている。adf-web-magazine-biennial-no-plan-3

展覧会では想定される「ビエンナーレ」のためにデザインされたVI(ビジュアル・アイデンティティ)、広報物、什器、サイン、ノベルティ、リサーチ資料などを展示する。また、計画書の冊子や関連グッズ(Tシャツ・トートバッグ等)の販売も行う。7月23日(水)18:30〜19:30には、オープニングレセプション中にプレスカンファレンスを開催予定。さらに8月1日(金)には、岡﨑真理子、鈴木哲生の両氏をゲストに迎え、「グラフィックデザイン・ビエンナーレのグラフィックデザイン」をテーマとした公開勉強会も実施する。

ビエンナーレという装置の再解釈

「BNP」は、1960年代にチェコ・ブルノで始まった国際グラフィックデザイン・ビエンナーレの歴史と現在をふまえつつ、現代におけるその意義を問い直すプロジェクトである。かつてビエンナーレは、ポスターを中心とした公募形式によって国際的な発表と交流の場として機能していたが、SNSやインターネットの普及によりその役割は大きく変容している。実際に、2018年の第28回を最後にブルノ国際ビエンナーレは開催中止となっている。その一方で、情報過多の時代においてこそ、一定期間にわたり物理空間を占有し、各国からデザイナーを招集する「ビエンナーレ」という形式には再考の余地があるとpower/pointは考える。BNPはこの形式を現代的に翻訳し、かつ実装可能なかたちで提示する試みである。

「制作」からはじめるビエンナーレの構想

本展では、まず「つくる」ことから始めるという姿勢が明確に打ち出されている。計画書や什器、印刷物、ノベルティといった具体的な制作物を提示し、それらを通じて新しいビエンナーレの可能性を模索する。勉強会を通じては、実際に「何が使えるか」「何が足りないか」を検討し、今後の展開へと接続していく。グラフィックデザインが単にメディアや表現手段としてではなく、現実や本質そのものをかたちづくる力を持つという前提のもと、BNPは「デザインの力によって、現実の側を更新していく」ことを目的に掲げている。

power/point プロフィール

展覧会という形式からグラフィックデザインのありようを検討する集団。構成メンバーは以下の3名。

竹久直樹(たけひさ・なおき)

写真家。1995年生まれ。展覧会記録の撮影を中心に活動し、国内各所で個展や企画展に参加。

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中村陽道(なかむら・はるみち)

グラフィックデザイナー。都立工芸高校、多摩美術大学大学院修了。

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八木幣二郎(やぎ・へいじろう)

グラフィックデザイナー。1999年東京都生まれ。印刷技術や未来的なビジュアル表現に関心を持つ。

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「Biennial No Plan」Powered by power/point 開催概要

会期2025年7月23日(水)から8月3日(日)まで
時間13:00〜19:00 ※7月25日(金)は臨時休業
会場CALM & PUNK GALLERY
URLhttps://tinyurl.com/bdzmk658