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茨城県日立市を中心に活動するおおみかアートプロジェクトによる「星と海の芸術祭」

おおみかアートプロジェクトが「星と海の芸術祭」を2022年8月11日(木・祝)から28日(日)まで、茨城県日立市大みか町にて開催する。「まちでつくる、まちとつくる」をテーマに、大型の芸術作品をまちなかに展示し、アートのある風景を作り上げるイベントで、地域との協働が最大のテーマとなっている。全ての作品は大みか町の工場や地域の人々とアーティストが関わり合いながら制作され、地域と共につくるアートを通して大みか町の星(歴史)や海(自然)、ものづくりの技術を体験することができる。adf-web-magazine-ohmika-art-project-1

地域に愛される芸術祭

芸術祭は地域から募集したボランティアに支えられ、地域の学生を中心に作品制作から芸術祭の当日運営まで関わる。それぞれが単なるサポーターではなく「プレイヤー」として一緒に芸術祭を作り上げることで、地域に愛される芸術祭を目指している。adf-web-magazine-ohmika-art-project-8

(1)展示プログラム

「まちでつくる、まちとつくる」をテーマに、地域の歴史や自然、ものづくりの技術と、アーティストが密接に関わりながら、地域において必然性のある作品の制作展示を行う。出展作家によるドローイングなどの、制作中の作品に関する情報をWebサイトにて随時公開中。

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東弘一郎《無限車輪》2022 立体,パフォーマンス 自転車,鉄

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浅野ひかり《あの日見た景色-取手市-》2021 立体 木

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深田拓哉《忘れられたモノたちに》2020 立体 鉄

(2)イベントプログラム

久慈漁港での演劇パフォーマンスや、地域の職人や作家によるワークショップなどのプログラム。

  • 石原朋香「沖にいり 浮くあわい」:海をテーマに描く、久慈漁港での演劇パフォーマンス。
  • 大みかまちなかツアー(田中ジョン直人):日本の古代を語る遺跡や生活を支える工業など、おおみかならではの魅力に着目したツアー。
  • ワークショップ:薗部秀徳(木工作家)石ころ甚五郎、森山久雄(地域作家)

おおみかアートプロジェクトについて

「おおみかアートプロジェクト」の活動は2021年に始まる。いまは「星と海の芸術祭」などアートイベントを通して、地域にアートが根付くための基盤を作るべく、徐々に仲間を増やしながら日々活動。大みか町地域には歴史や自然、ものづくりの技術などたくさんの地域資源があるが、リサーチを進める中で地域としてのアイデンティティが消えつつあること、工場が減少していることなどの課題を抱えていることも見えてきた。作品の制作技術や設置場所などをめぐる、アーティストが抱える問題とも重なる部分も多く、この町と共にアートを作ることはアーティストにとっても、地域にとってもプラスになるのではないだろうか、そんな考えからこのプロジェクトは始まる。

「星と海の芸術祭」開催概要

期間2022年8月11日(木・祝)から8月28日(日)まで
時間10:00~17:00
場所JR大甕駅周辺地域(茨城県日立市大みか町、久慈町、水木町など)
総合ディレクター東弘一郎