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「笠間の家」の成り立ちを追う企画展

「笠間の家PLANNING PROCESS」が笠間の家ギャラリーで2023年10月1日(日)まで開催している。笠間の中心部に近い小高い丘の斜面に立地している「笠間の家」は、陶芸家・里中英人氏の自宅兼アトリエとして設計された歴史がある。竣工当時は緑豊かな里山の中に在り、周辺には陶芸家のアトリエが点在し、近くには茨城県窯業指導所(現・茨城県陶芸大学校)が立地していた。

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「笠間の家」内部は解放感があり、広々とした空間が広がる。室内と室外の境界は、緻密に設計・デザインされた開口でつながり、自然光や風を充分に取り入れるための工夫がなされている。本展では、この家の大きな3つの構成要素である「ギャラリー」「住居」「アトリエ」がどのようなプランニングの過程を経てこの印象的な空間に形づくられていったのかを、設計当時の貴重な資料をもとに紹介。「笠間の家」の空間の中で、実際の建築と対比しながら、観ることができる。

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笠間の家

日本を代表する建築家である伊東豊雄氏設計の個人宅。陶芸家の里中英人氏(故人)のアトリエ兼住居として1981年に建築され、日本建築家協会新人賞を受賞した作品。里中氏の遺族より寄贈を受けた笠間市が伊東豊雄建築設計事務所の協力のもと原型に近い形に修復し、現在は市の文化施設として一般公開、多目的に活用されている。

「笠間の家 PLANNING PROCESS」開催概要

会期2023年7月1日(土)~10月1日(日)の土曜、日曜、祝日
時間9:30 - 17:00
会場笠間の家ギャラリー
料金無料
協力伊東豊雄建築設計事務所
URLhttps://onl.tw/eGS6JQk