展示概要
AIと人間が共同で制作した玩具のようなアート作品《GANGU》が日本科学未来館の常設ギャラリー「零壱庵(ぜろいちあん)」 にて2019年11月14日から約1年間展示される。未来館が注目するテーマ「Miraikanフォーカス」の関連展示に、アーティストとしてクリエイティブ集団PARTYが選ばれ、人工知能の新しい可能性について提案する。
《GANGU》は、5歳児に相当する知性を持つAIとアーティストである人間が共に創りあげたクルマの玩具。 近い将来、AIは人々を脅かすものになるのではないかと懸念されている。しかし、《GANGU》はAIの子供らしく新鮮な発想を見せてくれる存在。日本には神道の八百万の神やアニミズムを背景に、あらゆるものは生きとし生けるものになるという思想がある。人類にとって期待と不安が混じるAIという存在に対して、《GANGU》は共に遊ぶ仲間であったり、共に創るアーティストとしての未来を示している。5歳児のAIと共に《GANGU》をつくりあげた、PARTYの試行錯誤も壁一面に展示される。
PARTY
アイデア、デザイン、テックビジネスを越境し、未来の体験を社会実装するクリエイティブ集団。成田空港第3ターミナルの空間デザイン、雑誌WIRED日本版のクリエイティブディレクション、YouTubeオリジナル番組「のんたれ」の企画制作、パンテーン「#この髪どうしでダメですか」の広告キャンペーン企画など、最新テクノロジーとストーリーテリングを融合した数多くの実績がある。アートと個人の関係を、テクノロジーで変革する「The Chain Museum」など新規事業開発も行なっている。
展示情報
作品名 | GANGU |
会場 | 日本科学未来館 |
期間 | 2019年11月14日~(約1年間の常設展示) |
企画・制作 | AI + PARTY |
展示プロデュース | 内田 まほろ 高橋 里英子 (日本科学未来館) |
監修 | 伊東 順二(美術評論家、東京藝術大学 特任教授) |
URL | http://bit.ly/2rMTT9P |