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建築ビジュアライゼーションの最前線を体感

世界的建築設計事務所・Bjarke Ingels Group（BIG） のメンバーによる特別セミナー「BIG in Japan From vision to visualization」（ボーンデジタル主催）が、2025年10月30日（木）にTODA BUILDING 4階ホールBで開催される。BIGの最新プロジェクトや実務でのワークフローを通じて、世界基準のビジュアライゼーション事例が紹介される。

本イベントではBIGの手がけた「NOT A HOTEL SETOUCHI」を手がかりに、BIGの多様なデザイン手法や設計思想を共有。さらに、BIGのプロジェクトデリバリーにおけるAutodesk Revitを用いた活用事例や、近年本格導入しているD5 RenderとそのAI機能を活かしたビジュアライゼーションワークフローも公開される。

参加希望の場合は専用ページより10月20日（月）までに事前申込制。別途セミナー後には懇親会も開催される（有料）。

登壇者

小池 良平（Bjarke Ingels Group）

2010年にコペンハーゲンのBIGにデザインアシスタントとして入社し、その後BIGロンドンでシニアデザイナーを務めた。2021年にはアソシエイトに昇格。デンマークに2017年8月にオープンした新しいLEGO体験施設「The LEGO House」や、同じく2017年8月に開館した第二次世界大戦の掩蔽壕跡を改装した戦争史博物館「Tirpitz Museum」など、近年完成したプロジェクトの主要デザインメンバーとして活躍した。プロジェクトリーダーとしては、離島に建設される高級ヴィラ群「NOT A HOTEL SETOUCHI」や、オフグリッドの革新的な住宅プロジェクト「Vollebak Island」を含む、数々のコンペや設計依頼を統括。

BIG入社以前は、日本とアメリカの著名な国際的設計事務所で経験を積んだほか、Southern California Institute of Architecture（SCI-Arc）にて建築学士号を取得した。

Jan Leenknegt（Bjarke Ingels Group）

BIGのBIMディレクター。ブルックリンオフィスを拠点に、BIGの主要オフィスに所属するBIMスペシャリストチームを統括。BIM導入初期にモデルベースのプロジェクトデリバリーの基盤を築いて以来、カリフォルニアとロンドンの「Google本社」、マンハッタンの「Spiral office tower」、「Vancouver House」、新しい「Zurich Airport terminal」など、BIGの象徴的なプロジェクトに携わり、設計およびデリバリープロセスの効率化に取り組んできた。10年以上にわたる在籍期間を通じて、チームを育成し、BIGをデザインファームから建築生産のパワーハウスへと進化させる文化を築いている。

仕事以外では、風の強い日にはウィンドサーフィンを楽しみ、自転車で世界のあまり知られていない地域を探索している。2005年には10か月間東京に住み働いていた経験がある。

Camila Antonella Mina（Bjarke Ingels Group）

BIGバルセロナのビジュアライゼーション・スペシャリスト兼建築家として、この4年間チームの一員として活動。BIGバルセロナのプロジェクトにおけるビジュアル・ストーリーテリングを担い、複雑な建築的アイデアを説得力のある没入型のビジュアルへと変換する重要な役割を果たしている。デザインと物語をつなぎ、コンペやクライアントプレゼンテーションを通じて、BIGの大胆なビジョンを伝えることに貢献している。

建築のバックグラウンドとデジタルアートへの情熱を活かし、BIGのグローバルなプロジェクトポートフォリオにおいて、文化的ランドマーク、マスタープラン、高い注目を集める商業開発など幅広い案件に携わってきた。 その中には「Tree House Hotel」、「Farfetch Campus」、「Hellinikon Tower」、「Hungarian Natural History Museum」、「Fira Montjuic」などが含まれている。細部へのこだわりと空間デザインに対する深い理解をビジュアライゼーションに落とし込み、建築が形になる前の段階からその体験の質を高めている。

スタジオの外では、絵画、アート、写真、映画、そして自然からインスピレーションを得てている。生涯にわたる旅人であり、新しい風景や文化に創造的エネルギーを見いだし、スケッチや旅の記録を通じて自身の関心を融合させている。