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渋谷区でしか体験できない新たな観光資源をめぐるサステナブルなツアー

渋谷区内17か所に設置された、世界で活躍するクリエイターによる公共トイレ「THE TOKYO TOILET」をめぐるシャトルツアー「THE TOKYO TOILET SHUTTLE TOUR」が2024年3月2日（土）より開始する。「THE TOKYO TOILET」は多様性を受け入れる社会の実現を目的に、性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレ。趣旨に賛同する16人のクリエイターが参画しデザイン・クリエイティブの力で新しい社会の在り方を提案するプロジェクトとして既存のトイレを生まれ変わらせた。シャトルツアーは一般財団法人渋谷区観光協会とNearMeの共同プロジェクトで、オンデマンドタクシーを活用しツアー実施に際しても無駄のない手段を採用、サステナブルなツアーを目指す。

また、ツアー運行開始を記念して2024年3月2日（土）から4月27日（土）の期間の乗車には、初回乗車限定1,500円割引クーポンの配布、写真家・高橋ヨーコが撮影した「THE TOKYO TOILET」の写真、16人のクリエイターのメッセージ、トイレマップをおさめたガイドブック「The Tokyo Toilet Book」がプレゼントされる。

ツアー内容

運行コース・運行時間

全3コースからなり、①東⻄コース（17ヶ所周遊・3時間）②東コース（9ヶ所周遊・1時間50分）③⻄コース（8ヶ所周遊・1時間50分）が選べる。いずれも毎週木曜と土曜、一日2回（10:15～、14:15～）運行される。詳しいルートや乗車に関する詳細は公式サイトで確認できる。

THE TOKYO TOILET

トイレは日本が世界に誇る「おもてなし」文化の象徴。しかし、多くの公共トイレが暗い、汚い、臭い、怖いといった理由で利用者が限られている状態にある。本プロジェクトでは、性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に利用できる公共トイレを渋谷区内17カ所に設置。世界で活躍する16人のクリエイターたちによる優れたデザイン・クリエイティブの力で、インクルーシブな社会のあり方を広く提案・発信している。参画クリエイターは、安藤忠雄、伊東豊雄、後智仁、片山正通、隈研吾、小林純子、坂倉竹之助、佐藤可士和、佐藤カズー、田村奈穂、NIGO®、坂茂、藤本壮介、マーク・ニューソン、マイルス・ペニントン、槇文彦。加えて、訪れた人々に気持ちよく利用していただけるよう、従来に比べ清掃をはじめとしたトイレの維持管理を強化している。利用者自身が次に使う人のためを思う「おもてなし」の心の醸成も目指している。第96回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされたヴィム・ベンダース監督作品『PERFECT DAYS』の制作のきっかけともなった。

「THE TOKYO TOILET SHUTTLE TOUR」概要