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藤本自身の設計による白井屋ホテルをイメージした香り

白井屋ホテルが当ホテルの建築設計を手がけた藤本壮介によるオリジナルのアロマミスト「SHIROIYA the SCENT」を発売した。ミストは100%自然素材で、白井屋ホテルに集う様々な人を建築空間と共に包み込むような爽やかで温かみのあるグリーンの香りをイメージして作られた。藤本は白井屋ホテルの設計には2014年から携わり、6年半をかけて70年代の老舗宿泊施設を大規模に改装。さらに新築棟を手がけ2020年にオープンさせた。4層にわたる吹き抜けをつくり、まちのリビングとなる空間をしつらえ、まちの新しい拠点を創出につなげた。白井屋ホテルでは「SHIROIYA the SCENT」の発売を記念し、公式サイトで限定のアロマミスト付き宿泊プランも提供している。

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藤本壮介ルームにて撮影©Shinya Kigure

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©Shinya Kigure

白井屋ホテルは、さまざまな人々が訪れる場をイメージして設計しました。前橋にもいろんな人がいるし、海外にはさらに幅広いバックグラウンドをもつ人がいて、ここに集まってくる。多様な人たちが、ホテルでは同じ時間と空間を共有します。そんな場所を包み込むような香りがいいと思いました。

物理的な匂いそのものより、建築や空間のコンセプトみたいなものを匂いとして実感できることに意味があるとわかりました。1度訪れた場所に戻ってきた時、『同じ香りがする』と感じることがありますよね。このホテルのロビーは、週末ごとに来る地元の人もいれば、1年ぶりに来る旅人もいるでしょう。その香りに建築が集約されるとしたら、デザインとしてすばらしいですね。

藤本壮介(アットアロマ広報資料より抜粋)

藤本壮介

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©David Vintiner

1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(L’Arbre Blanc)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。国内では、2025年日本国際博覧会の会場デザインプロデューサーに就任。2021年には飛騨市のCo-Innovation University(仮称)キャンパスの設計者に選定される。主な作品に、ブダペストのHouse of Music(2021年)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(2021年)、白井屋ホテル(2020年)、L’Arbre Blanc(2019年)、ロンドンのSerpentine Gallery Pavilion2013(2013年)、House NA(2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館(2010年)、House N(2008年)等がある。

白井屋ホテル

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©Shinya Kigure

群⾺県前橋市の活性化に貢献することを⽬的に2020年12⽉に開業。300年以上の歴史を誇った「⽩井屋旅館」廃業後、70年代の既存建物を建築家の藤本壮介が改装、新築を手がけ、国内外のアーティストやデザイナーが協演したことで話題となり、ナショナルジオグラフィックトラベラーの「2021年世界のベストホテル39」にも選出。アート、建築、デザイン、ウエルビーイング、⾳楽、そして⾷において本物を意識し、暮らす⼈と訪れる⼈が出会い、五感に刺激を受ける、あらたな⽂化が芽吹く場を提供している。 2023年3⽉には初の書籍 『Shiroiya Hotel Giving Anew』を発刊。

「SHIROIYA the SCENT」概要

価格・内容30ml: 3,500円/本
ブレンド内容:トドマツ、レモンバーベナ、ライム、プチグレン、ほか
原料:天然エッセンシャルオイル、水、エタノール、界面活性剤  
販売白井屋ホテル
製造元アットアロマ
URLhttp://tinyurl.com/4s67ymbs