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イタリア全土を網羅した圧巻の建造物140点超を掲載

書籍『イタリアのブルータリズム建築 無骨ながらも美しいコンクリートデザイン』がグラフィック社より2024年7月に発売される。個人邸宅から教会、墓地など、イタリア全土を網羅した140点以上のコンクリート建造物を収録。その歴史、手がけた建築家や施工時期についての情報をできる限り調査した一冊となっている。

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生の素材や構造要素を優先するミニマリズムの美学を持つブルータリズムは、イタリアで独自の進化を遂げた。自然と絵画のような街並みが美しく共存するイタリアの街並みの後ろ側で、 “後背地(ヒンターランド)”と呼ばれる「集中的に整備されている」「工場が点在していた」エリアがある。そのそばで生まれ育った著者たちが廃墟と化していった巨大な工業用地の荒れ果てた建造物に魅了され、その姿を写真に収めた。

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著者プロフィール

ロベルト・コンテ(編集・写真)

1980年生まれ。2006年に写真を撮り始める。現在、建築設計事務所、アーティスト、デザイナーと連携し、アバンギャルド様式、戦後のモダニズム、ブルータリズム、現代建築と、20世紀の建築物の記録に取り組んでいる。2019年に『ソビエトアジアの建築物』を共同出版。

ステファノ・ペレゴ(編集・写真)

1984年生まれ。2006年、廃墟となったミラノの産業用地の写真を撮り始め、以後、ヨーロッパ中の廃墟を何百箇所と記録している。旧ユーゴスラビアを訪れたことをきっかけに、近年、かつての社会主義国のモダニズムおよびブルータリズム建築の撮影に専念している。2019年に『ソビエトアジアの建築物』を共同出版。

『イタリアのブルータリズム建築 無骨ながらも美しいコンクリートデザイン』書籍概要

編集・写真ロベルト・コンテ、ステファノ・ペレゴ
翻訳石田亜矢子
発売日2024年7月
仕様A5変形 並製 総200頁
定価2,750円(10%税込)
ISBN978-4-7661-3895-5
URLhttps://tinyurl.com/4eajpmah