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読んでいるだけで「ととのう」

グラフィック社が書籍『至福の北欧サウナ 知られざる歴史と文化のすべて』を2024年1月に発売する。本書はサウナの神秘性を解き明かす北欧発ビジュアルブック。サウナの歴史や、芸術、スポーツ、政治との関係から、世界のサウナ、サウナの自作ノウハウやサウナで楽しむ料理のレシピまでを紹介している。

内容一例

サウナは出産の場でもあり、家畜の燻製場所でもあり、新婚夫婦が初夜を過ごすことも、死者を安置することもあった。古から現代に至るまで、質素なもの豪華なもの、ひとりで入るものからみんなで楽しむサウナまで様々なサウナ浴をビジュアル満載で紹介。

古代北欧人の習慣であるサウナ小屋と温熱、現代のアロマサウナやサウナヨガ、世界の類似した習慣についてもわかりやすい語り口で説明している。

雪のそばでほてりを冷やす人々など、フィンランドならではの光景も。写真はタンペレ〈ラヤポルティ・サウナ〉。

フィンランドのサウナソーセージを調理する方法や、風呂上がりのちょっとした軽食についても紹介している。

自分でサウナを設置したい人のための実践的なアドバイスも掲載。蒸気や熱気、薪やシラカンバの葉の香りなど、私たちを虜にするサウナのユニークさ、その魅力をまるごと感じられる一冊となっている。

目次

イェンス・リンデル（著者）

1964年生まれ。料理研究家、作家。スウェーデンの新聞やテレビ・ラジオの料理コーナーを担当。共著を含め、料理に関する本を20冊発表している。ウプサラ大学文学部卒業。サウナファン。