第⼀線で活躍するクリエイターたちによる再解釈
YAMAGIWAがフランク・ロイド・ライトの名作照明「TALIESIN(タリアセン)」を復刻販売開始したことを記念し、オマージュ作品の展示イベントが2025年2月8日(土)から大塚家具のショールームで開催される。新宿ショールームを皮切りに大阪南港ショールーム、有明ショールームへ巡回する。巡回展示中、作品は期間限定で展示販売される。
フランク・ロイド・ライトが設計した「TALIESIN」シリーズは、ランプを覆う複数のブロックが上下方向の光を巧みに制御し、遮光板で反射することで、間接光による心地よい明るさを生み出しす。その彫刻のようなフォルムは、消灯時でも圧倒的な存在感を放ち、空間に独特の美しさをもたらしてくれる。
本展示では厳選された4作品を展示・販売。「TALIESIN」の迫⼒を3種の多面体により再構成した伊東豊雄の『TALIESIN POLYGON』、時代とともに変化する建築に合わせ「TALIESIN」を現代的に読み替えた永山祐子の『TALIESIN LIGHT』、会津桐と⾦沢箔という日本ならではの素材を採⽤した橋本⼣紀夫の『TALIESIN-J』、そして三次元から二次元へのアプローチで斬新なグラフィック表現に挑んだgroovisionsの『GRV2917』が並ぶ。
展示商品概要
TALIESIN POLYGON
日本を代表する建築家の⼀人、伊東豊雄による「TALIESIN POLYGON(タリアセンポリゴン)」はタリアセンのもつ迫⼒や⽊の存在感をそのままに、素材を変え現代的に表現することに挑戦。3種の多面体の重層的な連なりにより、光はやわらかく拡散され、心地よい空間を生み出す。
TALIESIN LIGHT

¥1,210,000(税込)
LED内蔵1Wx10
消費電⼒12W
高・2055 巾・408mm 質量・26.0kg
数々の大規模プロジェクトを手掛ける建築家、永山祐子による「TALIESIN LIGHT(タリアセン・ライト)」は、オリジナルの要素を引き継ぎながら、素材を⽊から⾦属へと変更。面の構成を線の構成へと再解釈することで、繊細で軽やかな印象を生み出し、光そのものが存在を主張。限りなく薄いスチールの表面は周囲の風景を映し込み、空間に溶け込むようなデザインが特徴で、現代の建築空間に調和する軽やかな新しい「タリアセン」となっている。
TALIESIN-J
日本のインテリアデザインを牽引する空間デザイナー、橋本⼣紀夫による「TALIESIN-J」。フランク・ロイド・ライトは日本との関わりが深く、帝国ホテルや⾃由学園明日館の設計など、その建築には日本文化や技術の影響が色濃く反映されている。橋本はタリアセンを日本的に表現することで、ライトの世界観をさらに深められるのではないかと考え、会津桐と⾦沢箔という日本特有の素材を採⽤した。桐の絹のような光沢と箔の品格ある輝きが、華やかさの中にも奥ゆかしさを添え、日本の美とライトの普遍的なエッセンスが⾒事に調和している。
GRV2917
東京を拠点とするデザイン・スタジオ「groovisions(グルーヴィジョンズ)」による『GRV2917』。⽊を抽象化し、⽴体作品として仕上げた「TALIESIN」を、グラフィックデザインの視点で再解釈した。⽊漏れ日のような光と影が枝葉を表した遮光板から広がり、その組み合わせ次第で多彩な表情を楽しめるデザイン。プロダクトとしての魅⼒に加え、影をグラフィックとして描き出す三次元から二次元へのアプローチが、グラフィックデザイナーとしての独⾃の解答を示している。
フランク・ロイド・ライト「TALIESIN」復刻30周年記念 オマージュ作品展示 開催概要
会期・会場 | IDC OTSUKA 新宿ショールーム:2025年2月8日(土)〜3月23日(日) IDC OTSUKA 大阪南港ショールーム:2025年4月5日(土)〜5月11日(日) IDC OTSUKA 有明ショールーム:2025年5月24日(土)〜6月29日(日) |