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体験型アートインスタレーション《大谷元気炉六号基》

栃木県宇都宮市大谷町にある地下空間に社会や自然、そして日常生活や身体の「境界」をテーマにした大型のインスタレーションアートを数多く手掛ける栗林隆が体験型アートインスタレーション《大谷元気炉六号基》を制作した。私有地でこれまで一般公開されてこなかった大谷町の地下空間を活用し、世界初となる常設の「元気炉」が誕生した。adf-web-magazine-oya-genki-furnace-vi-1

元気炉

全てをポジティブに変える「元気炉」。地下空間に屹立する巨木のような「大谷元気炉六号基」は、体験型のアートインスタレーション。大きな窯で薬草(ハーブ)を入れてお湯を沸かし、その蒸気をパイプで送り込む。鑑賞者は作品内に入ることができ、スチームサウナの様な体験が出来る、心身ともに元気になれる新しい体験となる。作品内は蒸気で1m先も見えない状態になり、ハーブや薬草の香りと濃密なスチームに包まれることで、全ての感覚を呼び起こし、新しい世界を堪能することができる。adf-web-magazine-oya-genki-furnace-vi-2adf-web-magazine-oya-genki-furnace-vi-5adf-web-magazine-oya-genki-furnace-vi-3adf-web-magazine-oya-genki-furnace-vi-4

adf-web-magazine-oya-genki-furnace-vi-62022年世界最大美術展「documenta15」にも出展

5年に一度ドイツで開催される世界最大の美術展「documenta15」(2022年開催)に、日本から唯一招聘された「CINEMA CARAVAN & TAKASHI KURIBAYASHI」のうちの、アーティスト栗林隆の体験型巨大アートインスタレーション《元気炉》。今回の作品はその元気炉の六号基となる。五感すべてで体感できる、地下空間とアート作品が融合した、これまでにない壮大な展示となっている。

栗林隆 プロフィール

1968年生まれ。長崎県出身。93年に武蔵野美術大学を卒業後、渡独。2002年にクンストアカデミーデュッセルドルフでマイスターシューラーを獲得しドイツで活躍。帰国後、日本とインドネシアを往復しながら活動し、世界各地で制作・発表を続けている。22年のドクメンタ15にて、栗林隆+Cinema Caravanで発表した《元気炉四号基》を評価され、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。adf-web-magazine-oya-genki-furnace-vi-7

元気炉の体験

場所

栃木県宇都宮市大谷町にある地下空間

稼働時間
  • 1部:9:30〜11:30
  • 2部:12:30〜14:30
  • 3部:15:00〜17:00
料金
  • 1,500円
  • 元気炉体験(アートサウナ):3,500円