NOSIGNER 太刀川英輔著『進化思考―生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」』
人間の創造性は生物の進化に近い現象なのではないかと考えたNOSIGNERの太刀川英輔は、生物の進化のプロセスから創造性を学ぶことをテーマに掲げ、探求を続けてきた。そして、生物の進化の構造、変異と適応の繰り返しを、デザインやイノベーションに応用するための創造的思考法「進化思考」を体系化するに至る。創造性教育を探求しはじめ、NOSIGNERになって15年。進化に宿る叡智を研究し始めて6年、進化思考を世界中の企業や大学などで教え始め、その探求が詰まった進化思考の書籍『進化思考―生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」』が海士の風より刊行される。書籍は約500ページ、生物学の起源、進化論の系譜、ノーベル賞級の発見や歴史的発明、デザイン、アートが詰まった図版が150枚からなる本となる。
太刀川英輔 プロフィール
NOSIGNER代表。デザインストラテジスト。慶應義塾大学特別招聘准教授。デザインで美しい未来をつくること(デザインの社会実装)、発想の仕組みを解明し変革者を増やすこと(デザインの知の構造化)。この2つの目標を実現するため、社会的視点でのデザイン活動を続け、次世代エネルギー・地域活性・世代継承・伝統産業・科学コミュニケーションなど、SDGsに代表される社会課題に関わる多くのデザインプロジェクトを企業や行政との共創によって実現。プロダクトデザイン・グラフィックデザイン・建築・空間デザイン・発明の領域を越境するデザイナーとして、Good Designアワード金賞(日本)やDFAアジアデザインアワード大賞(香港)など100以上の国際賞を受賞。デザインや発明の仕組みを生物の進化から学ぶ「進化思考」を提唱し、変革者を育成するデザイン教育者として社会を進化させる活動を続けている。
『進化思考―生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」』情報
書籍名 | 進化思考―生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」 |
出版社 | 海士の風 |
価格 | ¥3,300(税込) |
発売日 | 2021年4月21日 |