新型コロナウイルスと闘う医療従事者へブルガリがお弁当を提供
ブルガリは積極的なCSR活動を実施し、特に国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレンへは、パートナシップ締結後10年間以上で9,000万米ドル(約97億円)もの寄付を行うなど慈善活動にも率先的に取り組んでいる。今回の新型コロナウイルス感染症においても科学界と医学界を支援し続けている。新型コロナウイルス撲滅活動に於いては、イタリア国立感染症研究所デル・ヴェッキオ・パビリオンへ最先端の3D顕微鏡を提供する支援を行い、またブルガリのフレグランス製造に於ける専門知識により、ICR社とともに消毒剤を用いたハンドジェルを数十万本生産し、イタリア全土の医療施設に配布後、深刻な感染拡大が進むスイスへの医療施設への提供も開始した。
ブルガリ・ジャパンでは、企業活動の一環として、自社のホテルズ&リゾーツ部門に属するミシュランの星付きレストラン、イル・リストランテ ルカ・ファンティン(東京・銀座)のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティンによる栄養・衛生面にも配慮したイタリア料理で彩るお弁当を製造・配送までを行うことを決定し、東京都内の感染症指定医療機関で日夜戦う医療従事者を対象に、2020年4月22日(水)より提供を開始した。4月22日(水)第1回目の「ブルガリ お弁当プロジェクト」は、東京都立駒込病院の医療従事者へ無償提され、180食のお弁当が届けらた。また、4月23日(木)には、国立国際医療研究センター病院へ無償提供される予定。
今回の決定に対して、ブルガリグループCEOジャン-クリストフ・ババンは次のようにコメントを寄せている。
この度、ブルガリホテルズ&リゾーツ部門がこの活動に加わることで、日本では食、ヨーロッパでは アルコールを基にした殺菌・消毒と、それぞれが持つ専門知識をグローバルに活用することで新型コロナウイルスと戦い、世界的に蔓延している感染病の最前線で戦う勇敢な医療従事者を支援できることを 大変誇りに思います。ブルガリは、難民キャンプの子供たちへの教育支援にはじまり、災害救援、男女 平等を謳うブルガリ アウローラ アワードそして歴史的なローマの建築物修復への寄付に至るまで、ラグジュアリー業界に於けるCSR活動の先駆者であり続けています。この世に生を受けた責任ある市民である私たちは、何十年にも渡り、恩恵をもたらせてくれた地域社会に貢献していかなくてはならないと信じています。ブルガリは、その地域の人々によるブランドへの信頼のおかげで、世界的なラグジュアリーアイコンとしての地位を確立しているに他なりません。日本は、ヨーロッパに続き最初に設立された子会社であり、最もブルガリが愛されている国のひとつです。この活動が、はかり知れないプレッシャーのなかで邁進される日本の医療従事者の一助になれば幸いです。
この提供を受けて、東京都立駒込病院院長、神澤輝実は下記のようにコメントを寄せている。
新型コロナウイルスへの対応には、予断を許さない状況のなか、日々医療スタッフが真摯に向き合っております。そのような折、お弁当をご提供いただきましたことは、働く医療スタッフの励みとなり、一同、心より感謝申し上げます。みなさんの温かい気持ちに支えられていることに心から感謝し、大切な命を救うために、感染症指定医療機関として、多くの方のご期待に応えられるよう、これからも努力してまいります。このたびは誠にありがとうございました。これからも一緒に新型コロナウイルスと闘っていきましょう。
また、今回のメニュー構成から実際の調理を担当した、イル・リストランテ ルカ・ファンティンのエグゼクティブシェフ ルカ・ファンティンは、「仕事の枠を超え、生命を守る最前線で戦う医療現場の皆さまの多大なるご尽力に敬意を表します。この『ブルガリ お弁当プロジェクト』は、シンプルなイタリアンのメニューですが、私たちが常に大切にしている『季節』を感じて頂けるよう、栄養価も高い旬の食材を中心にメニューを構成しています。医療現場で働かれる多忙な皆さまに、少しでも、見た目と味で春という季節を感じ、心が和むひとときをお届けできればと願っています」とコメントした。
尚、この活動は政府の緊急事態宣言期間中、週に2回のペースで行われ、次回は2020年4月27日(月)に東京都立駒込病院、そして翌日の28日(火)には、国立国際医療研究センター病院へ無償提供を実施する予定となっている。