次を予感させるグランドフィナーレ
ブルガリは「オクト」(2012 年)「オクト フィニッシモ」(2014 年) などにより、10年に渡って超薄型時計の概念に革命をもたらし、記録を次々と打ち立てた。このサーガは最薄の頂点を極めた「オクト フィニッシモ ウルトラ」により完結したが、ブルガリの冒険はこれからも続く。「オクト フィニッシモ ウルトラ」は、革新的な機能を備えたプレゼンテーションボックスとともに未来へ向けて前例のない扉を開く。
2022年11月10日開催のジュネーブ ウォッチ グランプリ(GPHG)で入賞を果たした「オクト フィニッシモ ウルトラ」。文字盤には当日に誕生10周年を迎えたオクトのコレクションにちなみ、12時位置のインデックスに10があしらわれていた。オクトがGPHGにおいてアワードを受賞することはもはや恒例となっており、ブルガリは2017年、2019年、2021年、2022年と2年ごとにジュネーブの授賞式で受賞者を獲得してきた。あらゆる記録(8年連続の世界記録、60以上の国際アワード)を達成し続けた物語の終焉を体現するこの最新作は、今までの次元を超えたタイムピースである。
新しいスタート
「オクト フィニッシモ」はこれで終わりではない。現在、「オクト」誕生の10周年を記念した10本限定モデルを現在製作中で、厚さはわずか1.80mm、8つの特許が申請された記録的モデルの10時の位置にエングレービングがされたピースとなる。
さらに「オクト フィニッシモ ウルトラ10周年記念モデル」の心臓部であるプレゼンテーションボックスにおいてはユニークな体験を開発。ボックスによりオーナーは実際のピースに触れる前であっても「オクト フィニッシモ ウルトラ」の世界に視覚的かつ物理的にコンタクトすることができる、伝統と先進性の架けとなっているブルガリならではのハイブリッドなウォッチメイキングとなっている。
ユニークなエクスペリエンス
時計の時刻合わせと巻き上げについて、昔から行われてきた2つの作業を従来通り手動で行うことも可能にしながら、特別なプレゼンテーションボックスにより全く新しい操作方法でも行うことができる。ウォッチをプレゼンテーションボックスにセットし、ボックス内にあるデジタル画面に希望の時間を設定します。ボタンを押してボックスを閉じた約20秒後には、まるで知らぬ間に精密な魔法をかけたかのように時刻がセットされ、巻き上げが完了。もはやプレゼンテーションというよりも「オクト フィニッシモ ウルトラ」のメカニズムを巧妙に調整する時計職人がボックスの中にいるかのようなプレゼンテーションである。
現代のライフスタイルに合わせたデザイン
ミクロショックや磁気、温度変化への耐性、経年変化など都会での使用に必要なすべてのテストをパスし、「オクト フィニッシモ ウルトラ」により現実の世界だけでなく、リアリティとヴァ―チャリティの境界を越えた仮想現実の無限の水平線を探求していく。卓越した時計製造技術を象徴する存在でありながら、NFTやブロックチェーンといったデジタルの世界に向けてウォッチメイキングを新時代へと誘う存在でもある。
新たな地平線
「オクト フィニッシモ ウルトラ」は、香箱に刻まれたQRコードにより現代的なオルロジュリーを新しい世界へと導く。QRコードをスキャンすることでオーナーは自分専用のミニウェブサイトにアクセスし、スケッチやインタビューに加えて自分だけのタイムピースの製作過程を撮影したビデオや写真が含まれた時計に命を吹き込んだアートを発見する旅に出ることができる。