デンマーク家具ブランド「フリッツ・ハンセン」とホワイトマウンテニアリングのコラボによって生まれたグランプリチェアを先行展示中
FRITZ HANSE / フリッツ・ハンセンとホワイトマウンテニアリングの感性によって、新しい表情で生まれ変わったアルネ・ヤコブセンのグランプリチェア。そのチェアから連想される「森」を再現したインスタレーションがストラスブルゴ銀座店1Fに出現。植物のインスタレーションの制作を担当したのは、デンマーク人フラワーアーティストであるニコライ・バーグマン率いる、ニコライ・バーグマン フラワー&デザイン。2020年8月17日(月)までの期間限定で、癒しの空間を体感でき、300脚限定のコレクターズアイテムを実物で見られる。2020年9月の発売に先駆けて、予約も先行で受付けている。
今回のチェアは、素材からデザインを生み出す姿勢に共感し、フリッツ・ハンセンが躍進中のファッションブランド、ホワイトマウンテニアリングの代表である相澤陽介にアプローチしたことにより生まれ、新たな家具デザインの地平をファッションの視点から開く。相澤は家具のコレクターでもあり、主に木やレザーを用いた上質な家具を長く使い続けている。相澤がコラボレーションの対象として選んだのは、アルネ・ヤコブセンのマスターピースであるグランプリチェア。ホワイトマウンテニアリングのブランドモチーフにもなっている山を連想して可能性を感じとった。また、ヤコブセンがデザインした数多くのチェアの中でもグランプリチェアは現行品の中で唯一、木脚をもつアイテム。
張り地のファブリックは、相澤がブランド設立当時からショップインテリアのモチーフとして使い続けている寄木細工柄の特徴的なデザインを、川島織物セルコンがジャカード織物で製作。寄木細工の精巧な創りと緻密な表現が感じられる織り方を用い、木脚の色に馴染むようなカラーとテクスチャーに仕上げた。
寄木細工柄は日本の職人技へのリスペクトを表すもので、ホワイトマウンテニアリングの素材に対するこだわりを象徴し、生地を織る川島織物セルコンの伝統的な職人技とも響き合う。両者とのコラボレーションにより、クラフツマンシップをブランドバリューの一つとして掲げるフリッツ・ハンセンが60年以上作り続けているグランプリチェアが新たな表情をのぞかせる。
INFO
FRITZ HANSEN / フリッツ・ハンセン
1872年にデンマークで創業したフリッツ・ハンセンは、家具、照明、アクセサリー小物のデザインと製造におけるグローバルリーダー。美しさと品質、そして職人技の追求への情熱に駆り立てられ、世界中のアーティストやデザイナー、建築家らとコラボレーションし、モダンな北欧のライフスタイルを表現し続けている。フリッツ・ハンセンはこれまでに、アルネ・ヤコブセン、ポール・ケアホルム、セシリエ・マンツ、ハイメ・アジョン、ハンス・J・ェグナー、ピエロ・リッソーニを含む著名なデザイナーとコラボレーションし、コレクションアイテムを誕生させてきた。
現在、フリッツ・ハンセン製品は、コペンハーゲン、サンフランシスコ、ミラノ、東京の旗艦店を含む約2,000箇所の販売拠点を通じて世界85カ国以上で販売している。
White Mountaineering / ホワイトマウンテニアリング
デザイナーである相澤陽介が2006年に設立したホワイトマウンテニアリングは、アウトドアにインスパイアされた日本発のファッションブランド。“服を着るフィールドは全てアウトドア”をコンセプトに掲げ、デザイン、実用性、技術の3つの要素を一つの形にし、市場には屈しない姿勢でのものづくりを貫く。