アーティスト 小林健太 初のNFT作品がXYZAにて販売
このたび、ブロックチェーン企業 CurvegridとNFTクリエイティブコレクティブのXYZAを運営するFRMとの協業により、世界で活躍するアーティスト・写真家小林健太のデジタルオブジェクト作品「Tokyo Debris_1」シリーズが、XYZA上で3Dデータとして販売される。
限定NFT作品「Tokyo Debris_1」
小林健太による限定のNFT作品「Tokyo Debris_1」シリーズは、XYZA上で2022年5月6日(金)に発売。「記憶のカケラ」(fragments of memory)をテーマに、小林健太がこれまで発表してきた代表的な写真作品を断片化し、再構成した9種類の3Dデータ作品(各5エディション)である。3Dデータ作品のファイル形式はglTFとなっており、OpenSea上でも自由に閲覧者が動かすことが可能であり、OnCyberでも飾ることが可能となっている。
小林健太 個展「Tokyo Débris(トーキョーデブリス)」
東京のWAITINGROOMにて2022年4月2日から5月1日の期間に開催された小林健太個展「Tokyo Débris」では、9種の3Dデータが登場する映像作品《9 debris》(2022年、シングルチャンネル・マルチプルチャンネルビデオ)が初めて公開された。「都市に住う人間の記憶のカケラ」をイメージの断片として、「破片(デブリ)」をモチーフとした表現で新作に昇華。壊れた鏡の破片の形状をアクリルミラーで再構成した立体作品、破片の形状をアクリルマウントされた写真に反映させ、複数の破片を組み合わせたレリーフ状の新シリーズ、壊れた鏡に都市風景が映り込むCGで制作されたイメージを円形のアクリルマウントにした写真作品、そして自身初のNFT作品など、写真を軸に様々な素材へと表現を拡張させた新作群を、巨大なグラフィックを床面に敷いたギャラリー空間全体に展示した。
小林健太(Kenta Cobayashi)プロフィール
小林健太は、1992年神奈川県生まれのアーティスト。東京と湘南を拠点に活動。画像編集ソフトを用いて、写真や映像の一部を絵画のストローク(筆致)のように変容させた「#smudge」シリーズが代表作として知られている。2019年に、マーク・ウェストン率いるダンヒル、2020年春夏コレクションとのコラボレーション、またVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)率いるルイ・ヴィトン、メンズ秋冬コレクション2019のキャンペーンイメージを手がけた。主なパブリック・コレクションにサンフランシスコアジア美術館など。
XYZAについて
XYZA(エックスワイジーエー)は、TOKYOをスタートとして、世界的なアーティストやギャラリーとともに、実験的でクリエイティブなクリプトアートをNFTで制作販売するコレクティブスタジオ。