ブラジルと日本、記憶と空想の交差点で編まれるコラージュワークの現在地
群馬県前橋市のrin art association MAEBASHIでヤビク・エンリケ・ユウジによる個展「Tangerine Collapse in the Alley」が2025年6月14日から8月3日まで開催される。作家のこれまでの多様な経験や記憶から抽出されたコラージュ作品を通して、新たな視覚言語が立ち上がる。
ヤビクはブラジル・サンパウロ生まれで、幼少期に群馬県へ移住。都市・東京との出会いや古書籍に見た雑誌グラフィック・フォントから受けた衝撃が、自身の原風景と現在を接続する感覚を呼び起こし、アーティストとしての道を歩み始めた。
作品は日用品である段ボールやホチキスを、個人的な記憶や空想と等価の素材として扱い、過去と現在、現実と非現実の境界を曖昧にする。世界との接続や文化的多様性への強い意識がにじむ作品群は、組み替え可能な構造をもつフレキシブルな形式で、変容し続ける世界の在り方を提示している。また、表現の中に潜むバイオレンスやラディカルな断片は、現代社会に存在する違和や歪みを抽出し、不完全な世界の中に潜む《美しさ》を映し出す。ファッション誌やブランドとのコラボレーションを通じ、アートとカルチャーの間に新しい形態を模索し続けているヤビクの、最新の試みが本展に集約されている。
ヤビク・エンリケ・ユウジ プロフィール
1997年ブラジル・サンパウロ生まれ。11歳で来日し、文化服装学院で服飾を学んだのち、2017年よりコラージュ作品の制作を開始。雑誌Them magazineでValentinoとのコラボレーションや、YUKIKOMIZUTANI Galleryでの大規模個展「AFTERTHOUGHT」など、アートとファッション、プロダクトの境界を横断する活動を展開する。直感を軸にした創作姿勢で、現代東京のアート・ファッションシーンを代表する存在のひとりとして注目を集めている。

ヤビク・エンリケ・ユウジ 個展「Tangerine Collapse in the Alley」開催概要
| 期間 | 2025年6月14日(土)~8月3日(日) |
| 会場 | rin art association MAEBASHI(まえばしガレリア) |
| 時間 | 11:00〜19:00 |
| URL | https://tinyurl.com/286pedw5 |

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