オンライン連続講義『この国の芸術:「日本美術史」を脱帝国主義化する』が開催
『この国の芸術:「日本美術史」を脱帝国主義化する』は、2023年に月曜社より刊行予定の論集+インタビュー集。このたび、本書の寄稿者有志11名による全10回のオンライン連続講義を2022年8月から12月にかけて開催することが決定した。「日本美術史」にこれまでとは異なる角度から光を当て、ここに記述されることを避けられてきた存在を可視化するとともに、なぜそれらが避けられてきたのかに迫る。各回の司会は、書籍の企画者である小田原のどかと山本浩貴が務める。
オンライン連続講義 概要
美術を専門的に学ぶ方はもちろん、これから美術を知りたいという方も気軽に参加できる内容の講義が用意されている。登壇者プロフィールなどの詳細は、オンライン連続講義ページにて閲覧可能。
第1回「日本美術史の脱中心化:アイヌ、沖縄」
- 日時:8月10日(水)19時〜
- 講師:加藤弘子+富澤ケイ愛理子
※当日配信のみ、録画公開なし
第2回「「工芸」から「この国」の「日本美術史」を脱帝国化する:ジェンダー、伝統、サステナビリティ」
- 日時:8月31日(水)19時〜
- 講師:菊池裕子
第3回「炭鉱と美術:旧産炭地が育んだ美術表現の固有性と戦後日本美術に対する影響」
- 日時:9月7日(水)19時〜
- 講師:國盛麻衣佳
第4回「天皇制モニュメントはどこまで読みほどくことができるか:八紘之基柱を例に」
- 日時:9月27日(火)19時〜
- 講師:千葉慶
第5回「帝国の美術史のなかの女流美術家奉公隊(仮)」
- 日時:10月14日(金)19時〜
- 講師:吉良智子
第6回「帝国の記憶:震災、戦争、公害(仮)」
- 日時:10月28日(金)19時〜
- 講師:小田原のどか
第7回「障害のある人の芸術活動を批判的障害学の観点から再考する(仮)」
- 日時:11月11日(金)19時〜
- 講師:長津結一郎
第8回「なぜ私は「日本人慰安婦像になってみ」なければいけなかったのか」
- 日時:11月25日(金)19時〜
- 講師:嶋田美子
第9回「反帝国の芸術家としての四國五郎:エコロジー・エスニシティ・ジェンダーが交差するインターセクショナルな視点から(仮)」
- 日時:12月8日(木)19時〜
- 講師:山本浩貴
第10回「天皇/ご一家の視覚表象とジェンダー(仮)」
- 日時:12月22日(木)19時〜
- 講師:北原恵
当日配信のみ、録画公開なし
チケット販売について
チケットはPeatixにて販売。各回単発チケットの価格は一般2,000円/学割700円。「全10回通しチケット」は18,000円/6,000円。「全10回通しチケット」は2022年8月9日まで、その他まとめ買いチケットは9月6日までの販売。