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社会風刺に満ちた独自の世界観

渋谷ヒカリエ「ヒカリエデッキ 壁面アートプロジェクト」第6弾で大岩オスカール作品が2024年4月19日（金）より公開された。本壁面アートは渋谷ヒカリエのヒカリエデッキ4階の中間地点の大規模な外壁を使用し、年に数作品様々なアーティストの作品を公開するプロジェクト。第6弾となる今回はブラジル出身のアーティスト・大岩オスカールによる高さ3m、横10mの大きさの作品。地球環境問題、エネルギーや人口問題、コロナによるパンデミック、戦争への懸念を背景に社会風刺に満ちた独自の世界観をユーモアたっぷりに表現している。

5月3日（金・祝）には大岩による仕上げ作業が実施され、その模様は一般公開される。また、渋谷ヒカリエ8階「Creative Space ８/」では大岩オスカール展「乱流時代の油ダコ」が4月27日（土）から5月12日（日）まで開催される。期間中は大岩の新作や近年の大型立体作品などが渋谷ヒカリエ館内各所に展示される。

これまでのヒカリエデッキ　壁面アートプロジェクト

第1弾
作品：「樹海でレイヴ」
アーティスト：大野智史

第2弾
作品：「野生を運び出せ」
アーティスト：淺井裕介

第3弾
作品：「本日の浮遊」
アーティスト：原久路 ＆ 林ナツミ

第4弾
作品：「GATHERING－結」
アーティスト：MORT

第5弾
作品：「トーキョーダイブ」
アーティスト：極並佑

大岩オスカール

1965年サンパウロ生まれ、1989年サンパウロ大学建築学部卒業。ニューヨーク在住。近年の展覧会に「My Ring」（2023年、アートフロントギャラリー / 東京）、台湾ランタンフェスティバル（2023年、台湾）、瀬戸内国際芸術祭 男木島（2022年、香川）など。