金沢に会員制滞在型スタジオスペース「fishmarket」がオープン
金沢21世紀美術館や香林坊片町エリアから徒歩数分、聖俗交じり合う金沢の中心地に、ロンドンで活躍する建築家 AB Rogersとアーティストさわひらきの協働制作による会員制滞在型スタジオスペース fishmarketがオープンする。さわやABが自身の制作スペースとしてスタジオを占有するのではなく、そこを開いていきながらクリエイティブな態度で生きる人々を応援する、新しい空間となる。オープンと同時に、さわやABらと共に、スタジオ fishmarket を様々におもしろがりながら育てていくメンバーを募集する。
スタジオ「fishmarket」について
場所 :金沢市里見町42番地8 里見町APARTMENT 303
設備:基本的に、空間内はドアノブひとつから椅子、机、ベッド、照明に至るまでさわひらきとAB Rogersの作品
- 長机 8mほど タイル貼り
- ガスオーブンつきキッチン
- バスシャワー
- カウチベッド
- ソファベッド
- pivotting wall 回転壁
- 数点の平面作品 / 映像作品など
※時間と共に変化する予定
スタジオメンバー募集について
空間を作品と捉え、そこでの滞在から、それぞれのかたちで何かを紡ぎだしていくことのできるメンバーを歓迎する。メンバー募集の詳細については、HPのCONTACTから登録すると連絡が入る仕組み。
アーティスト紹介
さわひらき
さわひらきは、1977年、石川県生まれの現代アーティスト。2003年ロンドン大学スレード校美術学部彫刻科修士課程修了。金沢およびロンドンを拠点に活動。 心象風景や記憶の中にある感覚といった実体のない領域を、映像・立体・平面などを巧みに操り構成したビデオインスタレーションで表現する。国内外の多数の美術館に作品が多数収蔵されており、国内では国立国際美術館/金沢21世紀美術館/東京都写真美術館/森美術館などで作品を見ることができる。2022年夏は石巻で開催されるREBORN ART FESTIVAL、東京都庭園美術館などでも新作発表予定。
AB Rogers
ロンドンを拠点に活動するアーティスト。元キャビネットメーカーであり船乗りでもあったが、1996年にRoyal College of Art を修了。以後、大小を問わず空間を様々な制約から解放し、色やコミュニケーションを丁寧に用いることで、空間に対する新たな解釈を提示するデザインを建築的な手法で行っている。2004年にAB Rogers Designを設立。2012年から2015年までRCAのインテリアデザイン学部の主任教員を務め、Parsons School of Design The New School, Leeds Metropolitan Universityなどで教鞭をとる。父親はレンゾ・ピアノと共にパリのアートセンター「ポンピドゥー・センター」をつくったリチャード・ロジャース。