Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.

地上200mの桃源郷で光彩色の世界に飛び込むアート体験

蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの情報発信拠点「TOKYO NODE」で、開館記念企画 第二弾として2023年12月5日(火)から2024年2月25日(日)まで開催する。

adf-web-magazine-mika-ninagawa-tokyo-node-1

写真家・映画監督の蜷川実花がクリエイティブチームEiM(エイム)として挑む、圧倒的スケールの展覧会「蜷川実花展 Eternity in a Moment  瞬きの中の永遠」。すべて本展のために制作した映像インスタレーション・写真、立体展示などで構成された14作品が一堂に会する、蜷川実花にとって過去最大規模となる体験型展覧会となる。会場となるのは、2023年10月6日に開業した情報発信拠点「TOKYO NODE」。45階、地上から200m超の高さにあるGALLERY A/B/Cは総面積およそ1,500㎡に至り、蜷川実花が過去開催した展覧会で最大の展示面積。また展示作品もTOKYO NODEの特徴的な空間に合わせて制作・刷新されており、GALLERYから見下ろす東京の風景や外光を体験に取り入れるなど、この期間・この場所でしか体験できない構成となっている。

展覧会の見どころ

すべてが新作・撮りおろし。CGを用いず「リアル」な被写体で構成された映像インスタレーション

本展のために制作された映像は、幻想的な美しさながら、CG等を用いずに現実を切り取ったもの。日常の中にある儚い美しさを、永遠の存在として昇華している。

作品ごとに異なるチームメンバーが結集。すべてが展覧会の“顔”レベルとなる、14の作品群

建築、音楽、舞台美術など各分野のプロフェッショナルらと共創。14作品それぞれが、個展であれば主作品となるレベルで制作されながら、展覧会として互いに連結したひとつの体験に仕上げている。

“巡回不可”、「地上200mからの東京」を借景にしたTOKYO NODEでしか見られないアート体験

各展示はTOKYO NODEの広大なギャラリースペースに合わせて制作されており、他施設で同じ作品体験は不可能。さらに外光すらも作品の一部に取り入れることで、訪れるたびに異なる表情を楽しむことができる設計となっている。

ステートメント

何気ない日常の景色であったとしても、少し見方を変えるだけで、全く異なる美しさや情感に出会うことができる。本展の核である映像全てに共通するのが、“夢のように見える美しい景色であっても、全て現実の映像である” こと、そしてそれらの大半は “人々の日常の延長線上にある、何気ない場所で撮影されている” こと。本展での体験が、鑑賞者の心に変化をもたらす機会になることを願っています。 EiM

adf-web-magazine-mika-ninagawa-tokyo-node-3

導入部分イメージ

展示概要・作品紹介(一部)

蜷川実花の代名詞とも言える鮮やかな極彩色のイメージは、全くの暗闇から始まる導入で一変する。地上200mのTOKYO NODEから見下ろす東京の風景や光すらも作品表現に取り入れた、ここでしか見られない展示は14の体験に分かれている。

《Flashing Before Our Eyes》

adf-web-magazine-mika-ninagawa-tokyo-node-4

《Flashing Before Our Eyes》イメージ

最高天高15mのドーム型天井全面を使った大型の映像体験。動と静、生と死、緊張と緩和など対となる概念が走馬灯のように現れ、無意識に沈んでいく中で、意識を取り戻し、再び目覚めるまでがイメージされている。

《Intersecting Future》

adf-web-magazine-mika-ninagawa-tokyo-node-2

《Intersecting Future》イメージ)

映画監督の顔をもつ蜷川実花の真骨頂。上下左右、鑑賞者の視界一面を埋めつくす花々の様子は、まるで桃源郷のよう。映画のセット技術を活用した、迫力のある空間体験型展示。

《胡蝶のめぐる季節》

adf-web-magazine-mika-ninagawa-tokyo-node-5

《胡蝶のめぐる季節》イメージ

蝶に誘われながら、四季の映像を巡る体験。投影される花々は、まるで作りもののような美しさでありながら、CGではない“実物”が切り取られている。6層ものスクリーンを行き交う鑑賞者もまた、作品の一部となる。

蜷川実花 / 写真家・映画監督

adf-web-magazine-mika-ninagawa-tokyo-node-6

写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)はじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』を監督。最新写真集に『花、瞬く光』。クリエイティブチーム「EiM : Eternity in a Moment」の一員としても活動している。

宮田 裕章 /  データサイエンティスト・慶應義塾大学教授

adf-web-magazine-mika-ninagawa-tokyo-node-7

データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。2022年より蜷川実花、Enzoらとともに結成したクリエイティブチームEiMのリーダーとしても活動している。

片岡 真実 / 森美術館館長・本展アドバイザー

蜷川実花の花々はいつも強くて眩しすぎる。彼女をそれほどまでに突き動かすものは何なのか。その眩しすぎる艶やかな世界に至るまでに、どんな暗闇を通ってきたのか。彼女の作品が輝きを放つのは、誰もが直面する日々の葛藤もパンデミックも戦争も、すべて一旦受容して、それでもなお、「いま、ここ」を生きようとしているからなのか。激しく揺れ動くその感情の根底を、本展では見られるだろう。

TOKYO NODE

2023年10月6日に開業した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の最上部に位置する「TOKYO NODE」。イベントホール、ギャラリー、レストラン、ルーフトップガーデンなどが複合する、約10,000 ㎡の新たな情報発信拠点。 施設内には、ミシュランで星を獲得したシェフによるレストランや、イノべーティブなプレイヤーが集まり共同研究を行う「TOKYO NODE LAB」を併設。NODE=結節点という名のとおり、ビジネス、アート、テクノロジー、エンターテインメントなどあらゆる領域を超えて、新たなものを生み出し、世界に発信していく舞台となる。

「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」開催概要

会期2023年12月5日(火)〜2024年2月25日(日) ※年末年始等休館日あり
時間月・水・木・日曜:10:00 - 20:00 / 火曜:10:00 - 17:00 / 金・土・祝前日:10:00 - 21:00
※最終入場は閉館時間の30分前まで ※祝日は10:00 - 20:00
会場TOKYO NODE GALLERY A/B/C
主催TOKYO NODE
チケット公式サイトより購入
URLhttps://tokyonode.jp/sp/eim/