伊藤若冲|「京都の若冲とゆかりの寺-いのちの輝き-」展
新型コロナウィルスの感染拡大の予防対策として、本展の開催は中止となりましたことをお詫びいたします(2020年3月10日)。
髙島屋は、日本美術ブームを牽引する奇想の画家 伊藤若冲の没後220年を記念して、若冲が生涯のほとんどを過ごした京都に伝わる作品を一堂に集めた展覧会「京都の若冲とゆかりの寺-いのちの輝き-」を2020年1月から4月まで京都、大阪、日本橋、横浜で順次開催する。
本展は、伊藤若冲とゆかりの深い、京都の8ヶ寺に伝わる名品や若冲蒐集で国内外に知られる京都の細見美術館の所蔵品のほか、若冲派と呼ばれる弟子たちの作品を展示する。緻密に描きこまれたディテール、微笑ましいユーモラスな表情など、仏教信仰に裏付けられた優しくも生命力に溢れる選りすぐりの伊藤若冲作品の中から約50点を展観できる。
伊藤若冲について
江戸時代中期の1716年(正徳6)に京都・錦小路高倉にあった青物問屋(通称:「枡源」)の長男として生まれる。40歳で家督を譲ってから1800年(寛政12)に85歳で亡くなるまで、そのほとんどを京都で過ごし画業に専念した。若冲の画家としての歩みには、寺の存在や僧侶との出会いが大きく関わっており、その作品には対象物を描く上で「山川草木悉皆成仏」という仏教思想が影響しているとされている。