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「100色の滝」が真っ白なツリーを囲む、9.5mのインスタレーション

フランス出身の建築家・アーティスト・デザイナーであるエマニュエル・ムホーによるインスタレーション「100 colors installation for HERBIS WINTER」が、大阪・西梅田のハービスPLAZA1階オルガン広場で、2023年11月17日(金)から2024年1月8日(月・祝)まで展示される。

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たくさんの色が流れ落ちてゆく「100色の滝」

エマニュエル・ムホーが2013年から手がける「100 colors」インスタレーションは、色の魅力を最大限に表現し、たくさんの色が溢れだす感覚を体感してもらいたいという思いから始まったプロジェクト。会場では、オルガン広場の高さ10mの吹き抜け空間を生かし、色が流れ落ちていくかのような「100色の滝」を表現した作品となっている。

1.5cm幅の細長い紙1200本をライン状に規則正しく整列させた密度の高い100色の内側には真っ白な大きなツリーが佇む。線を立体的に重ね合わせることで、美しい3次元のモアレを創り出した。エスカレーターを上り2階や3階から眺めると、1階に立って見上げた時とは違う見え方も楽しめる。また、100色の滝の中には、遊び心を凝らした「迷子」と呼ばれる「傘を持った女の子」「風船を持った子ども」「猫」「ハート」のシルエットが隠されている。

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人間の目は、100万色の色を認識できます。しかし私達は、普段ごく限られた色のなかで生活しています。沢山の色を意識してもらいたいと考え、私自身が最も美しいと思った100色を用いて、この空間を創りました。色は人々にエモーションを与えるパワーがあります。ハービスを訪れる人々には、目だけではなく全身で色を感じてほしいです。 100色の滝で心も体もリフレッシュいただけたらと思っています。

エマニュエル・ムホー

エマニュエル・ムホー / Emmanuelle Moureaux

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フランス生まれ、建築家・アーティスト・デザイナー。1996年より東京在住。東京の「色」と街並が成す複雑な「レイヤー」と、日本の伝統的な「仕切り」から着想を得て、色で空間を仕切る「色切 / shikiri」コンセプトを編み出す。色を大胆に取り入れた建築、空間デザイン、アートなど多彩な作品を創造し続けている。代表作に巣鴨信用金庫の建築設計、100 colorsシリーズ、UNIQLO や ISSEY MIYAKEのアートインスタレ―ション、国立新美術館での「数字の森」などがある。東北芸術工科大学教授。

「100 colors installation for HERBIS WINTER」概要

会期2023年11月17日(金)~2024年1月8日(月・祝)
会場ハービスPLAZA1階 オルガン広場
URLhttps://tinyurl.com/5dyhvd8r