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東京都現代美術館にて「MOTコレクション」展が開催-三上晴子の新規収蔵作品から横尾忠則、サムフランシスまで

東京都美術館が2023年7月15日(土)から11月5日(日)の期間に開催する「MOTコレクション」展は、「被膜虚実」「「特集展示 横尾忠則―水のように」「生誕100年 サム・フランシス」の3本立てで展開される。新規収蔵した、三上晴子による 1990 年代初めの貴重な作品群を一挙に公開。ほかにも活躍著しい百瀬文、潘逸舟、開発好明らによる、近年新規収蔵した映像作品を紹介が見どころだ。 東京都現代美術館では、戦後美術を中心に、近代から現代にいたる約 5700 点の作品を収蔵している。「MOT コレクション」展では、会期ごとに様々な切り口を設けて収蔵作品を展示し、現代美術の持つ多様な 魅力の発信に努めている。

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MOTコレクション 被膜虚実/特集展示 横尾忠則―水のように/生誕100年 サム・フランシス

被膜虚実 

1階では、「被膜虚実」と題し、1980 年代末以降の作品を紹介。このほど新規収蔵した三上晴子の 作品を起点に、石原友明、平川典俊、ホンマタカシ、開発好明、加藤美佳、名和晃平、百瀬文、潘逸舟、ト ーマス・デマンド、方力鈞ほかによる多種多彩な作品をたどりながら、そこに見られる身体観の移ろいと生 への眼差しに着目する。1988 年にヴェニス・ビエンナーレ(アペルト部門)に出品された石原友明の大作インスタレーション 《約束》は、幅 20m を超える青い画面が拡がる空間に、作者の身体イメージが、被膜に覆われた種子あ るいは小舟のように配される、体感的な展示である。

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三上晴子《スーツケース | World Membrane: Disposal Containers – Suitcases》《[スーツケース(黄)]》1992-93[部分]MOTコレクション展示風景 撮影:柳場大

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石原友明《約束》1988, Photo: Norihiro Ueno

特別展示「横尾忠則-水のように」

3階では、2021年の本館での個展を機に収蔵された絵画とグラフィック作品約70点を紹介。1960年代から近作まで、その変化に富んだ数々の作品に表れた「水」の表現に注目す ることで、新たな魅力を探っていく。あわせて、横尾とゆかりの深い作家である、アンディ・ウォーホルやトム・ウェッセル マン、デイヴィッド・ホックニー、ジャスパー・ジョーンズの作品も展示する。また、常設展示さ れている宮島達男の一室にも横尾作品を展示する。

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横尾忠則《シン・香港ナイト》2021/2022

「生誕 100 年 サム・フランシス」

今年生誕 100 年を迎えるサム・フランシスの大きな絵画のシリーズ(寄 託: アサヒグループジャパン所蔵)が、3階の空間を広々と使ってダイナミックに展示される。

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サム・フランシス(左から)《無題(SFP85-110)》《無題(SFP85-95)》《無題(SFP85-109)》1985 寄託(アサヒグループジャパン株式会社所蔵) MOTコレクション展示風景 撮影:柳場大

出品予定作家

石原友明、伊庭靖子、梅沢和木、小沢剛、開発好明、加藤美佳、金氏徹平、千葉正也、名和晃平、潘逸舟、平川典俊、方力鈞、福田美蘭、ホンマタカシ、三上晴子、村瀬恭子、百瀬文、横尾忠則、トーマス・デマンド、サム・フランシス、デイヴィッド・ホックニー、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、ト ム・ウェッセルマンほか

「MOT コレクション」開催概要

会期2023 年 7 月 15 日(土)~11 月 5 日(日)
休館日月曜日(7/17、9/18、10/9 は開館)、7/18、9/19、10/10
時間10:00-18:00
会場東京都現代美術館 コレクション展示室
観覧料一般 500 円 / 大学生・専門学校生 400 円 / 高校生・65 歳以上 250 円 / 中学生以下無料
ウェブサイトhttps://onl.tw/Nsterm9