空間が自然増殖する”CELLSPACE”をオークション販売-VR空間での建築に新たな可能性
Urthは、建築家 宮地智史によるデジタルアーキテクチャー"CELLSPACE(セルスペース)"を発表。大手NFTマーケットプレイスRarible上でイングリッシュオークション形式にて2021年7月31日から2021年9月30日まで販売する。
新型コロナウイルス感染拡大に伴いリモートワークやオンラインイベントが普及したことにより、人々の生活はこれまでの都心を中心としたモデルから郊外やバーチャル空間を含めた分散的なモデルへと移行しつつある。2021年初頭から注目を集めつつあるデジタル上でデータの唯一無二性を証明し、所有者を明確にするテクノロジー、NFTの特性に着目し、バーチャル空間とNFTを建築分野で活用した、デジタルアーキテクチャー"CELLSPACE(セルスペース)"が誕生した。
CELLSPACEとは
"生命体のような建築"をコンセプトとして制作されたデジタルアーキテクチャー。NFTの特性を活かすことで、現実空間では実現できない、生命体のように空間(=CELL)が増殖・変化する想像をこえた有機的な建築作品だ。細胞分裂をイメージして作られたこの建築は一定の保有期間を養分に空間(=CELL)を生成。分裂確率は分裂を繰り返すごとに減少し、限界を迎えると空間分裂は止まるが、空間を購入することにより、コレクション又は不動産として所有できる仕組みだ。一定期間の所有により増えた空間は売買もできる。またVRにより空間に入ることや空間内の形状変更空間内(屋外・屋内に関わらず)にアート等の作品展示・物品販売用のテナント利用が可能。時間と共に分裂を繰り返し、空間の物語をコミュニティと共に作り上げていく。
CELLSPACEの特徴
- 空間の増殖
ある特定の条件で空間(=CELL)が増殖し、アーティストのギャラリーやアパレルのテナント等に利用ができる。
増殖の様子はこちらURL - 空間の変更
売買時テナントの利用方法に伴い、空間(=CELL)の変更を設計者と共に行える。 - 空間の体験
CELLSPACEの空間内を自由に体験が可能。またVRにより空間をよりリアルに体感できる。 - 空間の取引
空間(=CELL)はNFTにより取引が可能となっており、バーチャル空間の建築でありながら現実空間の不動産と同等に取り扱うことができる。また屋外・屋内に関わらず空間を生かしたアートの展示や物品の販売が可能。 - 空間の履歴
取引や複製が行われた空間(=CELL)はNFTによって所有者の履歴をたどることができる。 - VRによる空間体験
Urthが提供しているVRmallではアーティストや小売店など様々な業者がVR空間で販売を行っており、CELLSPACEでも同様にVR空間の中で販売や展覧会が開けるよう計画中。NFTの特性を活かすことでVR空間での建築の新たな可能性をCELLSPACEと関連させ、様々なアクティビティが営まれる予定。
CELLSPACE販売概要
販売日時 | 2021年7月31日23時から9月30日23時59分まで |
販売場所 | NFTマーケットプレイス Rarible |
販売方法 | イングリッシュオークション形式 |
販売数 | 1 |
データ形式 | 3Dデータ |