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新たなテーマによる新作が多数登場

自然が持つエネルギーや野生動物の本能や生き方に惹かれ“NOMAD HEART / 自由な心”をテーマに作品を発表するアーティスト、ジョージハヤシ。YUGEN Galleryにて昨年多くの反響を呼んだ個展から、さらに充実した内容で迫る展覧会（タイトル未定）を2023年6月17日（土）から6月29日（木）まで開催する。

ジョージハヤシは、祖母である日本画家の林素菊に習った水墨画の「余白と省略の美学」と思春期に最も影響を受けたストリートカルチャーを独自の解釈で融合した作風で知られ、ライオンやトラといった具象と赤色を印象的に用いる力強い色遣いの抽象を組み合わせた作品は、国内外で高く評価されている。2022年8月にYUGEN Galleryで開催された個展「COSMIC DUAL FORCES」では、風水の「太陰太極」をテーマに掲げ、動物や自然が内に蓄える静かなエネルギーと外へ放出する動的なエネルギーの拮抗を表現。展示はもとよりオフラインでの作品販売に多くの反響が寄せられたことも記憶に新しいなか、新作で構成する今回の展覧会。ジョージハヤシの世界観と新たな創造性が融合したいっそう生命力に溢れた内容となり、YUGEN Galleryでは通常の会期より長い13日間での開催となる。雄大なスケールとうねるようなエネルギーを感じることができるエモーショナルな作品を観ることができる。

個展「COSMIC DUAL FORCES」展示風景（2022年8月開催）

作品紹介

ジョージハヤシ / GEORGE HAYASHI

10代の頃からアパレルブランドのデザインを手がけ、飲料水ブランド「チェリオ」など企業コラボレーション多数。2010年から活動拠点を上海に置き、中国国内外の画廊や美術館で展覧会を開催。在上海⽇本国総領事館や在台湾日本領事公邸などに作品が収蔵され、アートフェア上海への日本代表作家として参加。マカオのカジノホテルや「SPEAK LOW」（中国・上海）、スボーツブランド「ナイキ」、SG CLUB、ゑすじ郎（以上、東京）、El Lequio（沖縄）等の店舗の壁画を手がけるなど特にアジア圏で高い評価を獲得、多岐に渡る活動を展開している。