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「都合の悪い作家」になることを試みる

GALLERY TARGETでアーティストFACEによる展覧会、face group exhibition「都合の悪い存在 - Disruptive Presence」が2024年7月12日(金)から8月3日(土)まで開催される。これまで作品に落とし込んできた皮肉や冷笑、反戦や平和ボケというテーマで制作を続けてきたFACEによる、スタイルの違う「数人のFACE」による構成の展示となっている。

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アーティストステートメント

「絵描きにとって、見る者を裏切る事程気持ちのいい事はない。
逆にいうと、見る者の期待に答える様に絵を描く程つまらない事はない。つまり、ある作家のスタイルができ上がったとして、まわりの人間はそのスタイルに対して称賛を送る。
作家はそのスタイルで描いていれば、それなりの評価は得るのだが、自分にとっては己のコピーをするだけであって何の進展もない。
絵を描くのは当然作者なのだが、その絵を一番最初に見る観衆も作者なのである。
一番最初に見る者を喜ばせる事ができないのなら絵を描く意味はあるのだろうか?絵というのは人目にさらけ出されて初めて力が発揮できるものなのだが、人の為に描いているのではなく、自分を感動させる為に描いているのである。」

(1989年発行 「ユリイカVol.21 総特集ピカビア」 より)

上記はピカビアの展覧会を観た日比野克彦さんが書いた記述だ。
ここに僕の言いたいことが集約されている。
"都合のいい作家"よりピカビアのような"都合の悪い作家"に僕はなりたい。
でも、、たまには行儀良くありたい。

FACE

FACE

1984年 東京都生まれ。台湾人の父と日本人の母を持つアーティスト・イラストレーター。アパレル、広告、雑誌を中心に国内外問わずグローバルなアーティストとして活動の幅を広げている。これまでにHUMAN MADE®︎、adidas、Better、SNEEZE magazine、Richardson magazine、ISETAN、BEAMS、Foot Patrol、Disney、GOODHOODなど多くのブランド・企業に作品を提供している。2021年にGALLERY TARGETにて初個展を開催。以後A/D GALLERY、2023年には香港で個展を開催。

face group exhibition 「都合の悪い存在 - Disruptive Presence」開催概要

会期2024年7月12日(金)~8月3日(土)※日月祝日は休廊
時間12:00~19:00
会場GALLERY TARGET
URLhttps://tinyurl.com/3afwxbnj