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ミクロからマクロまで、あらゆるスケール世界が視覚と音響で展開

金沢21世紀美術館が、「特別展示:池田亮司」を、2023年11月18日(土)から2024年5月12日(日)まで開催する。ビジュアルアーティスト、電子音楽作曲家として活躍する池田亮司が見せる「アート×新しいテクノロジー」となる。

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OCT 14 - NOV 12, 2022
TARO NASU, Tokyo, JP
data.gram
Photo by Keizo Kioku
materials: LED display, computer
dimensions: W71.7 × H41.6cm
concept, composition: Ryoji Ikeda

国際的に活躍するアーティスト・作曲家である池田は、緻密なリサーチに基づいた没入型のコンサートやインスタレーション、また舞台作品やパブリックアートなど、多岐にわたる活動を展開。2000年代初頭から自然科学領域のビッグデータを創造的に扱うことにより、この世界を新たな視点で認識するための表現を追求してきた。

本展では、未発表を含む映像作品23点から構成される新作インスタレーション《data.gram [no6]》が展示される。「data.gram」は、池田による大規模なオーディオビジュアルインスタレーション「data-verse」三部作 (2019-2020)を再構築した新シリーズであり、目に見えない素粒子のミクロな超微視的世界から、観測可能な宇宙の果てのマクロな超巨視的世界まで、自然界のさまざまなスケールを探求する試み。今回の新作を通して、自然界の調和と混沌に対し、私たち自身の知覚や認識が試される良い機会となる。

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OCT 14 - NOV 12, 2022
TARO NASU, Tokyo, JP
data.gram
Photo by Keizo Kioku
materials: LED display, computer
dimensions: W71.7 × H41.6cm
concept, composition: Ryoji Ikeda

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OCT 14 - NOV 12, 2022
TARO NASU, Tokyo, JP
data.gram
Photo by Keizo Kioku
materials: LED display, computer
dimensions: W71.7 x H41.6 cm
concept, composition: Ryoji Ikeda

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OCT 14 - NOV 12, 2022
TARO NASU, Tokyo, JP
data.gram
Photo by Keizo Kioku
materials: LED display, computer
dimensions: W71.7 x H41.6 cm
concept, composition: Ryoji Ikeda

展覧会のみどころ

データを駆使した作品展

池田は自然科学領域のビッグデータを視覚化・音響化へと転換することによって、この世界を新たな視点で認識するための表現を追求してきた。今回の展示作品では、CERN (欧州原子核研究機構)、NASA、ヒトゲノム計画など、様々な研究のオープンソースから収集された膨大な自然科学データを創造的に再構成。素粒子から観測可能な宇宙の周縁まで、世界における目に見えるものと見えないものの間を横断する自然界のあらゆるスケールの世界が顕在化される。

新作オーディオビジュアルインスタレーション

今回の新作インスタレーションは、23点の映像作品で構成されている。それぞれの映像作品は、ミリメートル以下のピクセルで非常に精緻に描写され、超微視的な表現を可能にしている。また、全体は音楽の管弦楽アンサンブルのような手法で編成される。23点の映像作品それぞれが自然界の異なるスケールに対応し、すべてが並列に配置され、すべてが正確に同期し合って、全体が一つの楽曲のように調和すべく構成されている。ミクロからマクロにいたる様々なスケールの間を、鑑賞者自身が実際に移動し横断できるような体験になる。

ミクロからマクロ - 三つの異なる世界の探求

新作インスタレーション《data.gram [no6]》では、三つの異なるスケールの世界を描かれている。第一に、人間の目には見えないミクロな自然の世界は、量子状態の素粒子から、原子、分子、ウイルス、結晶、DNA、タンパク質、細胞、粘菌にまでわたる状況。第二に、私たち人間をとりまく世界は、脳や身体から、都市、気象、インターネット、航空交通、人工衛星まで地球規模にいたるスケール。第三のマクロな自然の世界は、地球から太陽系、銀河系、超新星爆発、超銀河団、そして観測可能な宇宙の果てまでを描写。各スケールの世界は、膨大な科学データを通して極めて精密なコンピューター・プログラミングによって生成されており、私たちの存在を支える自然の、その隠された側面を包括的に捉えている。

池田亮司

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© Ryoji Ikeda Studio

1966年岐阜県生まれ、パリおよび京都府在住。
国際的に活躍する作曲家/アーティストとして、電子音楽の作曲を起点としながら体験としてのアートを提示する。音やイメージ、物質、物理現象、数学的概念などの様々な要素の精緻な構成を用いて、見る者/聞く者の存在を包みこむライブ・パフォーマンス、インスタレーションを発表している。2018 年には自身のレーベル「codex | edition」を立ち上げた。東京都現代美術館(2009年)、パーク・アベニュー・アーモリー(ニューヨーク、2011年)、ポンピドゥー・センター(パリ、2018年)、弘前れんが倉庫美術館(2022年)など世界各地で個展を開催するほか、あいちトリエンナーレ2010(名古屋、2010年)、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ(2019年)など数多くの国際展に参加。

「特別展示:池田亮司」開催概要

会期2023年11月18日(土)~2024年5月12日(日)
休館日月曜日(ただし1月8日、2月12日は開場)、12月29日~1月1日、1月4日、1月9日、2月13日、4月30日、5月7日
時間10:00 - 18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場金沢21世紀美術館 展示室2
料金一般 450円(360円) 大学生 310円(240円) 小中高生 無料 65歳以上の方 360円
主催金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
URLhttps://onl.tw/s5ndFL5

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