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日常生活のほんの少しの間でウェルビーイングな人生を

ロンドンから北九州へ移住した建築家でデザイナーのYang Hen Chenと、長年地元の製造業界で活躍してきた元経営者夫妻との出会いから企画がスタートした「105MaGALLERY(ワンオファイブ・マ・ギャラリー)」が、2022年10月23日にJR西小倉駅のすぐそばに誕生し、オープニングイベントには現代美術作家の柳幸典が登壇した。adf-web-magazine-105-ma-gallery

最初の企画展では現代美術作家として国内外で活躍中の柳幸典のアートを展示。蟻の足跡をアートにした柳の代表作「Wandering Position」にギャラリーの今後を重ね、国籍や世代などをボーダレスにアートを通じて刺激しあい交流したいという期待と、日常に少しの間(空白・ゆとり)をもてる場になればという想いが込められている。

柳幸典

1959年福岡県生まれ。イェール大学大学院美術学部彫刻家修了。1986年より蟻を使った作品、フンコロガシのように土の玉を転がす作品など美術のシステムの外で〈移動〉を切り口に発表を開始。1993年、第45回ヴェネチア・ビエンナーレに選ばれ、アペルト部門を日本人で初めて受賞。以後ニューヨークにスタジオを構え、多くの国際展に招待される。1995年「犬島アートプロジェクト」を着想し、2008年に「犬島精錬所美術館」を完成させる。2012年より、協働者とともに制作を通して離島の再生を試みる「ART BASE百島」主宰し、尾道の離島・百島を拠点に活動を続けている。主な収蔵先にはニューヨーク近代美術館、テート・モダン(イギリス)、オーストラリア国立美術館、ルイジアナ近代美術館(デンマーク)、WAREHOUSE(ダラス)など。

「105MaGALLERY」施設概要

所在地福岡県北九州市小倉北区室町2-9-1小倉D.C.タワー105
時間11:00 ~ 17:00
休館日月曜日・年末年始ほか