いまクリエイターが注目する『デザインと手仕事』の魅力を特集
Pen 2023年10月号『デザインと手仕事』が、2023年8月28日(月)にCCCメディアハウスより発売中。テクノロジー至上主義のいま、クリエイターの視点で注目しているデザインや手仕事にフォーカスした内容となっている。
テクノロジーの進化が目覚ましい現代において、いま改めて人々は、手仕事に魅了されている。しかもそれを、使い手である私たちだけではなく、つくり手であるデザイナーや建築家たちこそが感じている。理想を追求しようとすればするほどに、機械だけではなく「人の手」が必要となるという。たとえば、デザイナー柳原照弘が手がけたギャラリー「ヴァーグ神戸」の土壁。同じ材料を使いながら空間ごとに左官の仕上げを変えることで、その場所の空気をガラリと変えてしまった。一方で陶芸家の鹿児島睦のように、陶芸という枠を越えて 新たなジャンルのプロダクトを生み出す作家もいる。彼らの仕事には人の手へのリスペクトが込められ、その想いは使い手の私たちにまで届けられる。手仕事に惹かれるのは、手の温もりを感じられるから── そんなひと言にとどまらない答えがここにある。
目次
クリエイションの最前線 デザインと手仕事
目利きふたりが見つめる、デザインと手仕事のこれまでとこれから
南雲浩二郎(ビームス クリエイティブディレクター)×土田貴宏(デザインジャーナリスト)
- Product
藤城成貴(プロダクトデザイナー)/北川大輔(デザイナー)
マイケル・アナスタシアデス(デザイナー)×石原勇太(デザイナー)
カブリエル・タン(デザイナー)/カンパニー(プロダクト・デザイナー)
- Architecture
下川 徹(建築家)/田根 剛(建築家)/柳原照弘(デザイナー)
- Fashion & Lifestyle
大脇千加子(ワンダーフルライフ主宰)/トゥーグッド(デザイン・ユニット)
グーニャプロジェクト(デザイン・ユニット)
クラフトに情熱を注ぎ、ものごとの真価を世に示す
ジョナサン・アンダーソン(ロエベ クリエイティブ ディレクター)
製造から販売まで、自らの手で整えるデザイン界の匠
ピート・ヘイン・イーク(デザイナー)
- A new Vision for Handcraft
鹿児島 睦(作家)/中村弘峰(人形師)/太田 翔(デザイナー・アーティスト)
永瀬二郎(作家)/石黒幹朗(作家)/ロマン・ダール(柳細工職人)
食材と同じようにつくり手を訪ね、住まいの材を選ぶ
野村友里(料理人)
- Handcraft Catalogue
目利きが選ぶ、買える手仕事カタログ
細矢直子(ライトイヤーズ、モアライト バイヤー・カウンターポイント主宰)/中原慎一郎(コンランショップ・ジャパン代表)
テリー・エリス&北村恵子(モギ フォークアート オーナー)/坂矢悠詞人(フェートン オーナー)
アンドレアス・ムルクディス(アンドレアス・ムルクディス オーナー)
ヴァンサン・ベルジェラ(ケルトン クリエイティブディレクター)
この秋訪れたい、「デザインと手仕事」イベント
PRADA
ESSENCE OF FASHION
現代アーティスト、エヴァンスが生み出す「意味の迷宮」
ほか
Pen 2023年10月号 『デザインと手仕事』概要
発売日 | 2023年8月28日(月) |
価格 | 紙版880円(税込)/デジタル版800円(税込) |
URL | https://bit.ly/3YUYToc |