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建築家坂茂が監修した抗ウイルス加工の新型パーティションPPSA

小松マテーレは、コロナ禍において安心して過ごせる空間のため、抗ウイルス素材を用いた新型パーティション 「PPSA(Paper Partition System with Aerotechno)」を新たに開発した。「PPSA」は日本を代表する建築家坂茂による、避難所向けパーティションシステム「PPS(Paper Partition System)」をベースに、小松マテーレ開発の抗ウイルス素材「エアロテクノ」を用いて創り上げた簡易組み立て型のパーティション。これから始まる受験シーズンに備え、試験会場のみならず、待合室や共用スペース、自宅においても利用できる。この新型パーティションシステム「PPSA」を2020年12月7日より発売される。

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小松マテーレは、坂茂建築設計事務所と共同で、避難所に身を寄せる人のプライバシー保護のため、透けない布を使用した被災地向けのパーティションシステム「PPS」の開発に取り組んできた。コロナ禍において、こうした布を用いた被災地向けのパーティションシステムには、ウイルスの飛沫感染予防にも効果があると認められ、2020年7月の九州豪雨の際には避難所おける3密防止・感染防止にも役立てられた。

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避難所での間仕切り使用のようす(画像提供:NPO VAN)

その後、地元の小松大学や金沢大学から「この避難所用PPSを活用して、入学試験用に程よい透け感があり、学生が安心して面接受験に挑めるパーティションを作れないか」、「コロナ禍で開館する図書館や談話室などでは、『共用スペース』での三密対策に困っており、解決策はないか」との要望から全国の学校をはじめとする教育機関向けパーテーションの開発をスタートした。使用するエリアによって「透けるor透けない」を選択できるように工夫し、生地には抗ウイルス素材「エアロテクノ」を用いるなど、独自のシステムとしてプロダクトの完成度を高めた。

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adf-web-magazine-shigeru-ban-ppsa現在、石川県だけではなく同志社大学、同志社女子大など県外の学校からも「PPSA」への問い合わせが増えており、これから始まる本格的な受験シーズンのために「PPSA」により安心した空間を提案し、また、コロナ禍における図書館、談話室、待合室、学生食堂など共用スペースの三密対策プロダクトとしての展開を見込んでいる。