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日本初の本格的なジオホテル「Entô」が隠岐世界ユネスコジオパークにオープンで新しい贅沢を提案

島根県隠岐諸島の1つ海士町に「隠岐世界ユネスコジオパークの泊まれる拠点」として、日本初のジオホテルEntô(エントウ)が2021年7月1日にが誕生する。ひとつの施設に宿泊機能と(展示室”Discover”やフィールドコンシェルジュなど)ジオパークの魅力を最大限体験するための様々な機能をシームレスに包含する本格的なジオ・ホテルとなる。

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本格的なジオホテル・Entô

本土からフェリーに揺られること約3時間。都市から遠く離れたその場所で提供されるのは、地球にぽつんと浮かぶ隠岐のジオ・スケープ(=地球の風景)と、島で暮らす人々との温かな出会い、これら2つの価値を通じて付加価値を足していく、いわゆる都市型のラグジュアリーとは一線を画す「ないものはない」という新しい贅沢、新しい旅のカタチだ。

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Entô(エントウ) Photo by Kentauros Yasunaga

泊まれるジオパーク拠点施設

海士町は2013年9月にユネスコ世界ジオパークに認定された島根県隠岐諸島の隠岐ユネスコ世界ジオパーク内に位置している。隠岐ユネスコ世界ジオパークは世界44ヵ国169地域のユネスコ世界ジオパークの一員として、隠岐特有の「大地の成り立ち」「独自の生態系」「人の営み」というテーマを掲げ、雄大なジオパークの魅力を世界中へ発信している。Entôは、その拠点施設として、ジオパークが持つ凄みや面白みを最大限体験するために必要な情報を予習できる展示室Geo Room "Discover"も併設。また、テラスやラウンジでもジオパークにまつわる展示が行われ、リラックスしながら鑑賞することが可能。

"島まるごと観光"の入り口として

ジオパークである隠岐の自然の中に、人々の暮らしがある。「遠島という旅」を完成させるのは、島に暮らす全ての大地・自然・人ととらえ、利用客を施設の外、島全体へと送り出すビジターセンター機能を兼ね備える。また、島に暮らす島民に対しては、学び・交流の施設として、暮らしに溶け込みながらも、常に新しい世界と繋がる機能を果たす。Entôが立つ海士町菱浦港を起点とし、島の中の様々な場所、人、資源がフィールドとなることで、来島者と島の人との交流が生まれる。「ないものはない」をキャッチコピーとする海士町ならではの、「大切なものはすべてある」という体験が旅のハイライトとなる。

"島まるごと観光"のイメージ

  • 港にあるフロント機能 - フェリーが到着次第、宿のチェックインが港で完了する。荷物を預けてフィールドへ出かけられる。
  • オリエンテーション- 隠岐・海士町がどんな場所か、どんな人がいるか、知ると滞在が楽しくなる情報がオリエンテーションで聞ける。
  • 旅アレンジは観光協会と - 出発前から、滞在中、そして旅の後も、旅に関する相談は港にある観光協会窓口がいつでも対応する。
  • 島の案内人「フィールドコンシェルジュ」- 島の人しか知らない絶景へ。今日食べた野菜の生産者のところへ。自分で辿り着けないところまでフィールドコンシェルジュは港でいつでも利用できる。

ジオ・スケ―プ(地球の風景)

Honest(正直さ、素直さ) & Seamless(隔たりや境目のないこと)を施設コンセプトとし、建築は北西南東を軸に幅広く構えている。客室は間口を広くとり、目の前に広がるジオパークの風景、島前カルデラを最も純粋に、最も多く感じられる間口を広くとり、目の前に広がるジオパークの風景、島前カルデラを最も純粋に、最も多く感じられる間口の広い設計になっている。結果として、すべての客室から隠岐のジオ・スケープの只中でくつろぎ、眠る、得難い宿泊体験が可能。また、建材としての性能の高さに加え、SDGsでも推奨される全面CLT工法を採用し、離島の新しい木造建築施工の在り方として注目を集めている。

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Entô(エントウ) Photo by Kentauros Yasunaga

室内はシンプルにそぎ落とされた本当に必要なものだけが厳選されている。無刺激のシャンプーや、島根産の竹の歯ブラシ、地域の人に愛されたお茶うけ、島の土で練られた陶器など、目の前の自然に自分自身も一緒に溶け込むことができるアメニティが揃う。「私たちは自然の一部で、自然の恵みを頂きながら生きている」ということを実感できる空間としている。目の前の大自然に向き合い、時の壮大さ、自然の深さ、自分の儚さを感じるひととき。そんな人生の旅路の一コマとなる唯一無二の体験ができる。

Entôの食

白イカ、ホンダワラ、岩牡蠣、隠岐牛、こじょうゆ味噌、ふくぎ茶、崎みかんなど、Entô Diningのメニューを開くと暖流と寒流が交わる豊かな海と噴火により生まれた肥沃な大地が育んだ、隠岐の恵みがずらり。季節ごとに旬の食材を取り入れたコース料理で、何度滞在しても新しい発見がある島の食の体験が愉しめる。広い土地が限られる小さな島だからこそ、「ないもの」はみんなで作ればいい。そんな風土が息づく島の人々も、Entô Diningに欠かせない一員。訪問者が美味しく食し、生産者が笑顔になる。そんな相思相愛な関係が築ける。

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Entô(エントウ) Photo by Kentauros Yasunaga

Entôに込めたビジョン

Entôは漢字の「遠島」、文字通り「遥か彼方、遠く離れた島」そして「島流し」を意味する。古くから遠流と定められた隠岐。都市から遠く遠く離れた、地球にぽつんとある島。コンビニも映画館もない。けれど、だからこそ人はまっさらな自分に戻れる。次なる希望に出会い、新しい物語を始められる。飛行機でどこへでも簡単に行ける時代「遠さ」がもたらす価値を世界中の人々へ。Entôの名にはそんな思いが込められている。またロゴタイプはコンセプトである「地球にぽつん」を表現したもの。「O」は地球、その上の「^(サーカムフレックス)」がEntôの位置する島前。水平線上に浮かぶ島。その「遥か感」がロゴに込められている。

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「地球にぽつん」を表現したEntôロゴ

Entô(エントウ)詳細

住所〒684-0404 島根県隠岐郡海士町福井1375-1
電話08514-2-1000
開業予定日2021年7月