これからの豊かさのヒントは、まず「木を知ること」にあり
ディスカバー・ジャパンが発行する月刊誌『Discover Japan』2023年9月号「木と生きる」が2023年8月4日に発売された。国土の約7割が森林と言われている日本において、古代より先人たちが残してくれたこの貴重な財産をどのように未来につなげていくかを考えたとき、まず「木を知ること」にヒントがある。
本特集では熊本県で小国杉を使った地域活性の拠点として注目される「喫茶 竹の熊」といった事例紹介はじめ、身近におきたい木のアイテムやアロマ、森林を生業にする方々などを幅広く紹介。また日本に存在する樹木を厳選して特徴や由来を解説する「暮らしの中にある木の図鑑30」は、自由研究にも活用できる内容となっている。
伊勢神宮の森
日本人の心のふるさと「伊勢神宮」。神宮の神域は神宮の森に囲まれており、その森では式年遷宮で用いるための200年生の檜を育成中。そんな神宮と森について紐解いていく。
青森ヒバのある暮らし
青森ヒバを活用し、デザインの力で身近におきたいプロダクトに昇華させている「Cul de Sac-JAPON」。青森ヒバの魅力から、抗菌・リラックスといった青森ヒバがもつチカラ、暮らしへの取り入れ方まで紹介。デザインの目線が入ることで、木の活用の可能性が広がるという事例を紹介する。
進化する中高層木造建築
国内外で大規模な建築が次々と建設され、いま注目を集めている木造建築。時代の変化に伴い、確実に増えつつある「都市木造」は今後、社会に何をもたらすのか。三内丸山遺跡などの歴史的な木造建築も振り返りながら、未来で目指したい都市木造の姿に迫る。
木とものづくり
触り心地や見た目でも癒される、うつわや家具、アートなど、国産材を生かしたプロダクトを制作する作家や企業を紹介。
Discover Japan
2008年創刊。「ニッポンの魅力、再発見」をコンセプトに、日本のモノ・コト・場所・人を通して、本物かつ上質な日本文化の魅力を、わかりやすく、丁寧に編集・提案する「日本の入門書」メディア。