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スマートフォンが伝える生の信号と刺繍が紡ぐ文化の対話

日本外国特派員協会でパレスチナ・ガザ出身の映像作家・写真家アメル・ナーセルによる展覧会「GAZA.SIGNAL OF LIFE」「パレスチナ刺繍帯プロジェクト」が2025年3月31日から4月25日まで開催される。本展はガザで続く人道危機のなか、困難な状況下でも創作と発信を続けるアメルの活動を支援するとともに、文化的視点からパレスチナの現状を伝える試みとして企画された。

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2023年Al Shati Camp,Gaza Strip2023年Al Shati Camp,Gaza Strip

アメル・ナーセルは自身の表現手段であったカメラやコンピュータを空爆により失いながらも、唯一残されたスマートフォンで映像や写真を撮影し、ソーシャルメディアを通じて日々の暮らしを世界に発信している。その映像は、爆撃と飢餓の中で生きる人々の姿を静かに、しかし力強く映し出しており、「ガザからの生命の信号」として世界に届いている。今回の展覧会ではアメルの映像・写真作品に加え、パレスチナの伝統刺繍を用いて帯を制作・販売し、女性たちの経済的自立と文化継承を目指す「パレスチナ刺繍帯プロジェクト」も紹介。日本とパレスチナの文化的対話を通して、現地の声をより身近に感じることができる。adf-web-magazine-gaza-signal-1

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AmerNasser

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Kyodo News Plus Hanin Siam

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Palestinian Embroidery Belt Project

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West Bank

オープニングイベント

4月2日(水)18:30にオープニングイベントを開催。アメルによるショート映像の上映と、ガザ出身で日本在住のハニン・シアムによるスピーチを予定しており、現地を知るふたりの当事者の声を通して、リアルな「今」が立ち上がる場となる。

申込みフォーム

  • 18:00 開場
  • 18:30 開始
  • アメル・ナーセルショート動画上映
  • ハニン・シアム スピーチ
  • 質疑応答
  • 20:00 歓談
  • 20:30 終了

パレスチナ刺繍帯プロジェクト

難民キャンプや農村に暮らすパレスチナの女性たちとともに、伝統的な刺繍で帯を製作・販売することで、経済的自立と文化の継承を目指すプロジェクト。刺繍に関する学術研究・普及や、チャリティ活動にも取り組んでいる。

アメル・ナーセル プロフィール

1991年、ガザ生まれのパレスチナ人写真家・映画監督。UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)チャンネルのプロデューサーを務め、ガザの政治・社会・経済状況を描いた映像作品を多数手がけている。代表作に『Sara』(2014年)、『Gaza Small Studio』(2015年)、『Paper Boat』(2016年、パリ・アラブ世界研究所で最優秀作品賞受賞)、短編『Condom Lead』(2013年、カンヌ国際映画祭出品)など。レジデンス経験も持ち、欧州映画支援基金EurimagesやフランスCNCのサポートのもと、『Once Upon a Time in Gaza』(2024年)では脚本を担当。ナセル兄弟と共同脚本を務めた『About Yakeen』(2026年)も進行中。2023年にはパリのアラブ世界研究所での展覧会「What Palestine Brings to the World」に写真作品を出展した。adf-web-magazine-gaza-signal-9

「GAZA.SIGNAL OF LIFE」「パレスチナ刺繍帯プロジェクト」展

会期2025年3月31日(月)から4月25日(金)まで
会場日本外国特派員協会
URLhttps://tinyurl.com/2rfjhhk4