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「フィン・ユールとデンマークの日用品デザイン」開催

東京都美術館の企画展「フィン・ユールとデンマークの椅子」の開催に合わせ、東京都港区のdesignshop azabuにて、フィン・ユールがデザインしたプロダクトとデンマークの日用品デザインを紹介する展覧会「フィン・ユールとデンマークの日用品デザイン-ARCHITECTMADEのプロダクトから-」が2022年7月23日(土)から10月9日(日)まで開催される。フィン・ユールの彫刻のような雑貨・家具をはじめ デンマークデザインの魅力を伝える展示となっている。

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《Teak Bowl(Salad Bowl / Fruit Bowl)》フィン・ユール(1951)

展示概要

デンマークを代表するデザイナー、フィン・ユールは、家具職人ニールス・ヴォッダーとの協力関係のもと、1940年代に《イージーチェア No.45》、《チーフテンチェア》など、代表作となる椅子をデザインした。1950年代はアメリカへと活動の場を広げ、国連本部ビルの信託統治理事会議場のインテリアと家具デザインを手掛けるなど、世界を舞台に活躍した。家具、インテリアデザイナーとして幅広く活躍したフィン・ユールだが、日用品のデザインも手がけているのはあまり知られていない。

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《Teak Bowl(Salad Bowl / Fruit Bowl)》フィン・ユール(1951)

本展では、デンマークの名作プロダクトの復刻を数多く手掛けるアーキテクトメイド社の製品より、フィン・ユールがデザインした日用品と、彼が活躍した時代と同時期のデンマークのデザインを紹介。カイボイスンカトラリーの金型や、製作途中の《PK-Bowl 620》(1963年)など、メーカーの技術力の高さを実感できる展示となっている。

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《108 chair》フィン・ユール(1946)

今回は《NV-46 アームチェア》(1946年)を展示し、《108 チェア》(1946年)には実際に座ることもできる。コーヒーマシンブランド「JURA」で淹れたコーヒーの試飲スペースでは、フィン・ユールに関する書籍を閲覧しながら、フィン・ユールの世界をゆっくりと堪能できる。

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フィン・ユール

プロダクト・家具の販売について

アーキテクトメイド社が復刻した《チークボール》(1951年)は、オーダーを受けてから木材をカットし、ひとつひとつが職人の手によって削り出され、磨き上げられて完成する。フィン・ユールの椅子のアームにも通じる有機的な曲線を持ち、名作家具と並ぶ代表作といわれている。この他に、フィン・ユールがデザインした《ターニング・トレイ》(1956年)、《ウォールクロック》(1950年)、そして同時代に活躍したデンマークデザイナーの木製オブジェ等、会場内で展示するプロダクト、家具はいずれも購入可能。また、インテリアデザイン・プランニングを手掛けるFILEによるポップアップ販売も同時開催し、フィン・ユール家具の予約販売を行う。

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Teak Bowl 図面

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Teak Bowl 製作風景

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《Finn Juhl wallclock》フィン・ユール(1950)

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《Turning Tray》フィン・ユール(1956)

同時開催の展示会について

「フィン・ユールとデンマークの椅子」展

会期:2022年7月23日~10月9日

会場:東京都美術館

「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」

会期:2022年7月16日~10月16日

会場:東京都現代美術館

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《J39 chair》ボーエ・モーエンセン(1947)

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《Monkey》カイ・ボイスン(1951)

フィン・ユールについて

1912 年、デンマークのコペンハーゲン近郊フレデリクスベアに生まれる。1937 年、25 歳のときに家具職人組合の展示会に初出品。家具職人ニールス・ヴォッダーとの協力関係のもと、1940年代には《イージーチェア No.45》、《チーフテンチェア》など、代表作となる椅子をデザインした。1950年代のデンマーク人建築家の中で最も世界に躍進した人物であり、品質、クラフトマンシップ、美しさを体現するデンマークのデザインを、世界のリーダーたらしめるものとして、スカンジナビアの後継者たちに多大な影響を与えた。

「フィン・ユールとデンマークの日用品デザイン-ARCHITECTMADEのプロダクトから-」開催概要

会期2022年7月23日(土)~10月9日(日) ※店休日はHP参照
会場designshop azabu
時間11:00-19:00
閲覧料無料
公式サイトhttps://bit.ly/3OPGraM