INAXライブミュージアムにて「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」開催
美術家の野老朝雄と建築デザイン事務所noizがタッグを組み、LIXILが運営するINAXライブミュージアムにて、展覧会「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」を開催。会期は、2021年4月24日(土)から10月12日(火)まで。初日の4月24日には、野老朝雄と豊田啓介(建築家、noiz)が登壇するオンライントークイベントを実施する。
野老の作品といえば、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムのデザインが広く知られている。野老は、シンプルな図形で平面を隙間なく埋め尽くす「タイリング」の世界で、幾何学による無限の連続性やさまざまな展開性を特徴とする野老紋様を数多く生み出してきた。
本展では、この野老紋様が、建築素材である「タイル」と結びつけられる。デザインの可能性を飛躍的に高める「コンピュテーショナル・デザイン」の分野で建築界をリードするnoizとともに、両者が野老紋様のタイルを纏った造形をつくりあげる。
展示内容
今展は、2つのゾーンで構成されている。総計15点による作品構成で、タイルはすべてLIXILものづくり工房が制作。
様々な菱形系の野老紋様を生み出す基本形「RHOMBUS WORKS【JAGGED】」
鋳込み成形による 60個の菱形タイルピースで構成。回転台の上で照明によって変化するタイルの表情が見どころの作品。ピースはシンメトリックにも、ランダムにも組み替えができ、そのパターンは膨大な数にのぼる。
さまざまな組み合わせやサイズで展開される野老紋様「INTERTWINED」
10台のスタンド式タイルパネルでは、「INTERTWINED」が転写された50㎜四方、100㎜四方、200㎜四方のタイルを用いて、パネルごとにさまざまな組み合わせが施される。
リアルとデジタルの領域が対話する2つのタイル・ピラミッドタワー 「STEPS」
野老紋様「INTERTWINED」を転写した200㎜四方のタイルが張りめぐらされたピラミッド。角度によって紋様の見え方が異なる。向き合うように配置された白いピラミッドには、多様な野老紋様がプロジェクションマッピングが投影される。
野老朝雄 Asao TOKOLO プロフィール
1969年、東京都生まれ。幼少時より建築を学び、大学卒業後、建築家/美術家の江頭慎に師事。2001年9月11日より「つなげる」をテーマに紋様の制作を始め、美術・建築・デザインなど、分野の境界を跨ぐ活動を続ける。主な作品に、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムに採用された〈組市松紋〉、大手町パークビルディングのための屋外彫刻作品《TOWER OF CONNECT》、〈PPP TOKOLO PATTERN MAGNET〉など。
「DISCONNECT/CONNECT 【ASAO TOKOLO×NOIZ】幾何学紋様の律動、タイリングの宇宙」開催概要
会期 | 2021年4月24日(土)~10月12日(火) |
会場 | INAXライブミュージアム |
休館日 | 水曜日(祝日の場合は開館) |
入館料 | 一般:700円、高・大学生:500円、小・中学生:250円 |