内なる強さと個性的な美しさを表現したチェアの数々
長年の友人であり伝説的なファッションデザイナーでもあるクリスチャン・ルブタンと、初めてコラボレーションするピエール・ヨヴァノヴィッチ。歴史上のミューズや神話、映画からインスパイアされたリミテッドエディションとオープンエディションのチェアシリーズがニューヨークにあるピエール・ヨヴァノヴィッチ・モビリエのフラッグシップスペースで発表され、2024年5月3日から全世界で販売開始される。
由緒正しい選りすぐりのフランスの職人たちの手によって、ひとつひとつ精緻に生み出される本コレクションは、ネフェルタリ王妃からからディタ・フォン・ティースまで、さまざまな人物からインスピレーションを得て、9つの作品に仕上げられた。今回のコラボレーションには、クリスチャン・ルブタンならではのシューズの「ヌード・コレクション」を彷彿させるオープンエディションの「シンプリー ヌード」シリーズも登場。すべての作品の脚にはルブタンを象徴するレッドソールのヒールがあしらわれている。
コレクション内容
Dita
モデル兼パフォーマーであり、クリスチャン ルブタンの友人でもあるディタ フォン ティースからインスパイアされたチェア。張地にはディタを象徴するバーレスクの衣装を想起させる刺しゅうレーザー彫刻が施されている。
Josefina
1920年代を代表するキャバレーのヒロインであり、大女優でもあった女性からインスパイアされたチェア。ダークマホガニー仕上げのオーク材を使用し、レーザー彫刻と刺しゅう施した特別なシートにはレザーのフリンジがあしらわれている。
Syrena
網に絡まっている人魚を繊細にイメージしたチェア。刺しゅう施したブルーのマリンファブリックと、フィッシュネットでカバーした脚が特徴。
Nefertari
エジプトのファラオ、ラムセス2世の妻、ネフェルタリ王妃にちなんで名づけられたチェア。古代王妃のヘッドドレスからインスパイアされた、刺しゅうレーザー彫刻を施した張地が特徴。
Zenobie
偉大な指導者の1人として、当時の賞賛を集めたゼノビア女王。シリアのパルミラ帝国を多くの芸術家や哲学者を惹きつける豊かな文化の中心地へと変貌させた。チェアの各脚の周りにはターコイズストーンを散りばめたバンドがあしらわれている。
Radicalla
ヨヴァノヴィッチが厳格な建築的アプローチを説明する際によく使う表現にちなんで命名されたチェア。ナチュラルオークのベースと彫刻を施したウッドの脚にシルクスクリーンの張地を合わせ、脚の背面には刃のように非常に鋭利なヒールがあしらわれている。
Morphea
パティーナ加工を施したオーク材のベースにペイントしたキャンバスの張地を組み合わせたチェア。ギリシャ神話に登場する眠りと夢の神(モルペウス)を彷彿させる「変わりゆく空」のパターンを取り入れている。
Metropolissa
レザーのシートとブリーチオーク材のフレームで仕上げたチェア。メタリックカラーがフリッツ・ラング監督が1920年代に発表したSF映画「メトロポリス」を彷彿させるフューチャリスティックな雰囲気を演出する。
Pompadour
1750年代のフレンチクレッセントドレッサーを彷彿させる、金メッキのメタルヒールが特徴のチェア。張地にあしらった歴史あるメゾン・ヴェルモンによる刺繍を施した、スクリーンプリントのモチーフが特徴。
クリスチャン・ルブタン
1991年にパリの中心地で創業。ウィメンズのコレクションを手始めに、数年後にはメンズコレクションも発表。ウィメンズ、メンズともに、ラッカーを施した 「レッドソール」で知られています。2014年のビューティラインに続き、2022年からはキッズやペットのカテゴリーもスタート。シューズ、レザーグッズ、アクセサリーなど豊富なコレクションを手掛けるクリスチャン・ルブタンは世界各国に150店以上を展開している。
ピエール・ヨヴァノヴィッチ・モビリエ
自身のインテリア事務所をスタートしてから20年後、2021年に創業。ヨヴァノヴィッチならではの、オートクチュールの美しさが特徴。アイコニックな「メイド トゥ メジャー」のアプローチと卓越したクラフツマンシップ、素材へのこだわり、持続可能な調達への取り組みを通して、ラグジュアリーな家具と照明を幅広い人々に提供している。