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創業150周年を記念してモダニズムデザインを象徴する画期的なコーヒーテーブル

ポール・ケアホルムが手がけたPK0 A™チェアは、デンマーク出身のデザイナーであるケアホルムがフリッツ・ハンセンでのキャリアを歩みはじめた1952年にデザインされた。家具デザイナーとしてのケアホルムの計り知れない才能が光る曲線的なPK0 A™は、機能的で彫刻的な作品であると同時に近代デザイン史に多大なる影響を与えた。adf-web-magazine-fritz-hansen-pkoa-pk60-1

フリッツ・ハンセンから現代のオーディエンスに向けてミッドセンチュリーモダンデザインの逸品が発売される。今日までわずか600脚しか存在しないPK0 A™は、生産技術の限界に挑みつづけたケアホルムの長期的かつ入念な挑戦の賜物で、ケアホルムの作品としては珍しいフォルムを備えたPK0 A™ は、ヘンリー・ムーアやジャン・アルプをはじめとする芸術家たちの彫刻と当時のアメリカや日本のデザインムーブメントからインスパイアされている。

adf-web-magazine-fritz-hansen-pkoa-pk60-2成形合板の限界を押し上げ、素材を自ら追求するピュリスムの言語へと変えたPK0 A™には無駄なところが一切ない。発売されるPK0 A™はオレゴンパインとブラックカラードアッシュの2種類展開で、ウッドとコントラストを描く朱色のスペーサーが付属する。時の試練に耐えられるようにと設計・製造された先見性あふれるPK0 A™は見る人の好奇心を掻き立てつつ、流れるようなカーブが視線を惹きつける。どの角度から見ても美しいPK0 A™は美学と素材に対するケアホルムの慧眼へのトリビュートであると同時に、インテリアの一部として、あるいは単独のステイトメントピースとしても活躍する。

PK60™

応用美術の作品であると同時に装飾的かつ機能的なポール・ケアホルムのPK60™は、才能あふれるクラフツマンシップとイノベーションを結びつけたミッドセンチュリーデンマークデザインを象徴する逸品。1952年にPK0 A™ チェアとともにフリッツ・ハンセンでデザインされながらも製品化されることがなかったPK60™コーヒーテーブルが発売される。adf-web-magazine-fritz-hansen-pkoa-pk60-5


adf-web-magazine-fritz-hansen-pkoa-pk60-4工業技術に挑戦をもたらし当時のモジュラーデザインと対照をなしたPK60™ は、モダンアート、とりわけ彫刻家イサム・ノグチの作品からヒントを得ている。透明なガラスを使用したテーブルトップから3つのパーツからなるブラックカラードアッシュまたはオレゴンパインのベースのフォルムが見える構造で、ウッドのベースは新たなフォルムから継ぎ目のないひとつの作品をつくることを可能にしたスチーム曲げ木の技術の可能性との戯れを表現している。馴染み深いものと珍しいものを対比させる完璧なプロポーションを備えたデザインは、どの角度から見ても美しく仕上がり、影を落とす一方で光を反射する機能的でエレガントな円形テーブルは、あらゆるインテリアにモダンで彫刻的な表情とエレガンスをもたらす。