四季への賛美
ブルガリが 「セルペンティ トゥボガス 安藤忠雄限定モデル」を発表した。メゾンのアイコンであるセルペンティの初の芸術的コラボレーションで、建築家・安藤忠雄が大切にしてきたテーマである自然が見せるはかなき美しさを讃えている。グリーンアベンチュリン、タイガーアイ、ホワイトそしてピンクのマザーオブパールにより、セルペンティのダイヤルに季節ごとに変化する森の色合いがもたらされる。
自然のエネルギーとリズムに深く根ざしたセルペンティは、原始的な力が宿るタリスマンとしての役割を担ってきた。1940年代からのブルガリの絶対的なアイコン「セルペンティ トゥボガス」は、装飾品でありながら蛇としての顔も持ち変身と再生を重ねはかなくも永続する時間の美しさを完璧に表現している。
蛇が姿を変えるように安藤の作品も季節や光によって変化する。安藤は、自然との直接的な調和を維持しながら、シンプルなフォルムと素材そのものを中心に据えたデザインを形成してきた。結果としてセルペンティはより動植物や美学の領域をより深く投影し森と季節のサイクルに適応するものになった。色石やパールの細かな破片により彩られたセルペンティを手元に纏う、その調和がとれた生き生きとしたラインには安藤の建築的ヴィジョンが反映されている。
四季折々のセルペンティ
安藤は、それぞれの四季をグリーンのアベンチュリン、タイガーアイ、ピンクおよびホワイトマザーオブパールを用いたマルケトリで表現することを構想。このヴィジョンはブルガリの職人たちによりダイヤル上に巧みに落とし込まれた。
夏にリリースされるサマーエディションでは、ほのかに半透明なグリーンアベンチュリンの生き生きとした輝きとくすみがかったエフェクトが、太陽の光が降り注ぐ森の青々とした力強さを表現。イエローゴールドならびにステンレススティール製のケースとブレスレットに合わせられることで美しいコントラストが形成される。
オータムエディションでは秋が深まるにつれ燃え上がるような美しさを見せる紅葉を温かみのあるゴールドの輝きを感じさせるタイガーアイがピンクゴールドのボディにセットされ、ピンクルベライトのリューズがアクセントを加える。
ウィンターエディションでは冬の訪れとともに自然の氷のような美しさを見せるホワイトマザーオブパールダイヤルが、ステンレススティール製ケースおよびブレスレットにセットされ虹色の輝きにより魅了する。
スプリングエディションでは日本では花開く桜とともに祝福され、生命力の再生を告げる春のモデルにはピンクマザーオブパールのマルケトリの可憐な色あいが込められている。
各モデルはウォッチのケースバックと同じく安藤忠雄のサインが入ったスペシャルボックスに収められ、さらに4つのピースをアンサンブルとして堪能することができる20点限定のボックスセットコレクションとなっている。