屋外空間やパブリックスペースのプロジェクトを表彰する「ソトノバ・アワード2020」を開催
新型コロナウイルスの感染拡大で、屋外パブリックスペースの価値が改めて問われている今だからこそ、パブリックスペースにおける取り組みを評価する「ソトノバ・アワード2020」が開催される。パブリックスペースの情報不足について問題意識を持つ、パブリックスペース特化型ウェブマガジン「ソトノバ」。2015年11月のスタート以来、4年で500を超える記事を配信し、日本や世界各地でのソト空間を活用した事例を報じてきた。規制緩和や人中心の場所づくり、サードプレイスの訴求などを背景に、パブリックスペース活用の可能性はますます広がっている。そこで、より一層のパブリックスペース利活用を推進するため、各地で取り組みを進める方々から広く事例を募集し、審査を経て講評するアワードの開催に至った。アワード応募締切は2021年2月26日(金)、アワード公開審査会は3月6日(土)を予定。
審査対象
- 審査対象は、屋外空間(ソト)であり、パブリックスペース
- ソトノバが捉えるパブリックスペースは、公民の敷地を問わず、ソト(屋外)の空間を対象。人々の居場所となり、アクティビティの生まれる、誰もが使える自由空間としてのパブリックスペース
- 法的位置づけや空間区分、公民の所有は問わない
- 原則、現在もアクティビティのあるものとするが、社会実験など一時的なものは応募締切から過去2年間までの実施されたもの
ソトノバ・アワードとは
ソトノバ・アワードとは、日本初のソト(屋外)空間全般を対象とした顕彰プロジェクト。 日本のソトやパブリックスペースを豊かに楽しく活用するケースが増えている中で、議論に値するもの、一定の成果を挙げたもの、これからの展開が期待されるものなどの事例を表彰するためにソトノバが創設された。2020年度で4回目の開催となる。
審査員
泉山塁威(一般社団法人ソトノバ共同代表理事/日本大学助教)
石田祐也(一般社団法人ソトノバ共同代表理事/ishau代表)
小澤亮太(一般社団法人ソトノバ共同代表理事/HOC代表)
田村康一郎(一般社団法人ソトノバ共同代表理事/QUOLディレクター)
荒井詩穂那(一般社団法人ソトノバ理事/首都圏総合計画研究所)
西田司(ソトノバ・パートナー/オンデザインパートナーズ代表/東京理科大学准教授)
千代田彩華(オンデザインパートナーズ/ソトノバ・アワード2019ソトノバ大賞受賞者)
5つの審査視点
ソトノバ・アワードでは、ユーザーやアクティビストが「その空間を居場所だと感じるか、心地よいか」という主体的な評価と、「その空間を使っている人や状態をみて共感・評価できるか」という客体的な評価に対して、次の5つの視点から公正に審査される。
- 共感|Sympathy
- 独自性|Originality
- デザイン性|Design
- アクティビティ|Activity
- 持続性|Sustainability