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ArtStickerと大丸神戸店の共同企画「装いの光芒」展

大丸神戸店主催のアートイベント「ART WEEKS」の企画として、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー）」と大丸神戸店によるグループ展「装いの光芒」が、2023年6月2日（金）から20日（火）まで開催される。本展では「美術とファッション」の関係性に焦点を当て、作品からファッションとの親和性を感じ取れる作家たちによる現代アートの展覧会となっている。参加アーティストは、isayamax、SAKAMOTO ENTERTAINMENT、スズキシノブ、久村卓、古屋真美、松本真之の６組。

「装いの光芒」展

「装いの光芒」展とは、同質的な二つの表現形態、すなわち美術とファッションが相互に融合し、魅力ある新しい表現の可能性を探る展覧会。今から約150年前に、外国人のための住居や通商の場として設けられた旧居留地に会場を設ける。

本展の舞台である神戸は、かつて西洋文化が入り込んだ先駆けとして、現代に至るまでファッションの発信地として知られている。この展覧会では、神戸のファッションとの関係性・歴史的背景を踏まえながら、独自のアイデアやクリエイティブなセンスを持った６組のアーティストによって構成される。美術とファッションの境界線を超えた新しい表現形態を目指し、美学的な感覚を駆使して、芸術的な価値や可能性を感じ取り、高めることを目的としている。レトロなビルが立ち並ぶ、異国情緒あふれる街並みを楽しみながら、ユーモラスな表現が共鳴し合う不思議な空間を体感できる。

本展は、ファッションを単なるプラスアルファの装飾としてではなく、芸術的な価値を持つものとして再定義しようとする試みであり、美術とファッションを結びつけることで、エッセンスを身体的に体験することができ、新たな気づきや魅力を提供する。美術とファッションの関係性を考察することで、多様な表現の作品から輝きを放つ「装いの光芒」を感じ取れるだろう。

アーティストプロフィール

isayamax

1982年福岡生まれ。デザイナー・イラストレーターとして10年ほど経験後、2015年からinstagramにオリジナル作品の投稿を始め、2019年には東京と大阪にて個展を開催。その後、現代アートの世界へ。

isayamax 出展作品

SAKAMOTO ENTERTAINMENT

SAKAMOTOENTERTAINMENTは、1997年熊本県生まれのアーティスト。多摩美術大学統合デザイン学科卒業。素材を研究し、新たな視点からものを見つめ直しデザインやアートに落とし込む。muni art award 2022ファイナリスト。第3回KYOBASHI ART WALL art competition優秀賞。

SAKAMOTO ENTERTAINMENT 出展作品

スズキシノブ / Shinobu Suzuki

スズキシノブは、革小物職人としてのキャリアを活かして2020年より作品を制作、発表。食肉文化の副産物である貴重な革を基底材とし、「使い捨てにせず残していく」を目指し作品化している。

スズキシノブ 出展作品

久村卓 / Taku Hisamura

久村卓は、1977 年東京都生まれのアーティスト。2001 年多摩美術大学彫刻学科卒業。美術への興味と懐疑から、着られる彫刻や座れるレディメイドなど、鑑賞以外の機能を兼ね備えた作品を制作し、美術とは 何かを未だに問い続ける。

久村卓 出展作品

古屋真美 / Mami Furuya

古屋真美は、1994年 山梨県生まれのアーティスト。2020年 武蔵野美術大学 大学院 造形研究科 修士課程 美術専攻 版画コース 修了。個人の所有する衣服をモチーフにリトグラフを制作、それらとの適切な距離を考えている。

古屋真美 参考作品

松本真之 / Saneyuki Matsumoto

松本真之は、2017年よりイラストレーターとして活動。2022年以降はよりコンセプチュアルな作品制作を行う為にアーティストへ転身。現在は国内外のギャラリーにて絵画作品を中心に発表している。

松本真之 出展作品