最優秀賞にはビジョン・アイデアを実現するための資金500万円を提供
ジャパン・クラフト21は、日本伝統工芸の一分野を再び繫栄させるビジョンと才能を併せ持つ傑出した個人と団体を発掘するために、アジア・ソサエティ・ジャパン・センターと共催で日本伝統工芸再生コンペティションを2021年3月3日から4月10日まで開催する。ジャパン・クラフト21は、日本の工芸文化との出会いが人生を充実させたと痛感している数人の外国人と日本人によって2018年に設立されたボランティアグループ。日本の伝統工芸文化の衰退を食い止められるのは今しかないという思いから、町家再生のための木組み大工養成日曜塾などの活動を行っている。
本コンペティションは、1956年にロック・フェラーによって設立されたアジア・ソサエティのジャパン・センターとともに開催する。日本伝統工芸の技法を用いて制作される工芸の未を切り開くヴィジョン、アイデアを持っているアーティスト、作家、職人、デザイナー、商品企画者などからの応募を募集する。工芸のジャンルは不問。
応募必須条件
- 日本の伝統工芸であること
- 機能性があること(用の美)
- 環境に配慮したものづくりであること
審査員
- 秋元雄史: 東京芸大美術館館長・教授、練馬区立美術館館長、美術評論家
- 斎藤正光: 竹籠蒐集家、林業家
- 須藤玲子: テキスタイルデザイナー、株式会社 布 取締役、東京造形大学名誉教授
- 福本潮子: 藍染作家
- 堀内勉: アジア・ソサエティ・ジャパン・センター アート委員会共同委員長、多摩大学社会的投資研究所教授・副所長
- 堀木エリ子: 和紙デザイナー、堀木エリ子&アソシエイツ代表