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「parkERs soil」が2020年度グッドデザイン賞を受賞

フラワーショップ「青山フラワーマーケット」を運営するパーク・コーポレーションの空間デザインブランドで、植物を使ったデザイン設計をしているparkERsのオリジナルの培養土parkERs soilが、環境に対する問題意識、完成後も研究を続ける姿勢などが評価され、この度2020年度グッドデザイン賞を受賞。adf-web-magazine-parkers-soil-5

「地球を掘削する土」への疑問から開発がスタート

園芸用の培養土は、数万年前の火山灰が堆積した赤玉土や鹿沼土などが一般的だが、これらは地球を掘削して得られる限りある資源でもある。一般的な培養土を使用していたパーカーズは、「もっと地球に優しい土はないのだろうか。」という疑問を抱くようになり、オリジナル培養土開発をスタート。園芸資材製造卸大手のプロトリーフに協力を仰ぎ、「地球に優しく、植物がすくすく育つ土をつくりたい」「小さくてもいいので、わたしたちの活動を通して地球に優しいサイクルを生み出せないか」と考える中で、「人が使い、廃棄するもので植物は十分育つ素材はないだろうか」という着想を得て、ココヤシピート(ココナッツ果実の殻を砕いたもの)を主原料とした土の共同開発を開始。植物を丈夫に長く楽しむための持続可能な素材配合を研究し、第一弾が2016年に完成。その後2019年に改良を加え、さらに進化したオリジナルの土「パーカーズソイル」が誕生した。adf-web-magazine-parkers-soil-1

廃棄される素材を再活用したアップサイクルな土「パーカーズソイル」

「パーカーズソイル」は、ココヤシピートを主原料として、コーヒーの豆かす、ヤシの外皮をはじめとする、元々は廃棄されるはずだった資源に加えて、植物の誕生以来地中で共生する菌根菌をブレンドしているアップサイクルな土。機能面では保水性・排水性・保肥性に優れ、根腐れや菌の繁殖も少なく、軽量で高齢者やお子さまでも楽に持ち運びしやすいのも特徴。さらに、虫やその卵を含んでいる可能性がある山を掘削した土を含有しないので、虫が発生しにくく衛生面でも室内で安心して使用できるという点でも優れている。adf-web-magazine-parkers-soil-2

019年には700度の低温で焼いた千葉県産の「竹炭」を配合して改良。多孔質な竹炭には微生物が住みやすく浄化作用を促すため、植物が育成しやすい環境を整えてくれる機能がある。竹は炭化する際空気中の二酸化炭素(CO2)を固定する効果があるため、竹炭を使用することで温暖化対策へも貢献。さらに、昨今問題になっている放置竹林(放置された竹林が引き起す周囲の森や里山の植生破壊)に対し、竹を有効活用した「パーカーズソイル」を使って都市部に植物を植えれば植えるほど日本の森や里山はもちろん、都会に住む人たちもが元気になる仕組みを構築することができた。

今後は家庭でも利用可能に

今までは、パーカーズがデザイン・施工した空間にのみ使用していたパーカーズソイルだが、2019年の改良版からは一般の可燃ゴミとして処分することができるようになって扱いが手軽になったこと、そしてユーザーからの「自分の家でも使いたい」という要望に応えて、今後はオンラインを中心に市販していく予定。adf-web-magazine-parkers-soil-4

parkERs(パーカーズ)について

2013年7月に設立されたパーク・コーポレーションの空間デザイン事業部。ブランド名の通り「日常に公園のここちよさ」を提案すべく、商業施設や住宅、公共施設などの空間プランニング・デザイン設計や施工、オリジナル家具の開発を行っている。事業の幅も年々広がっており、新築分譲マンション開発、オフィスデザインに止まらず、成田空港の植栽デザイン監修やバリューアップ計画の壁面緑化、JR新山口駅の壁面緑化、「茨城県フラワーパーク」のリニューアルプロジェクト(2021年春竣工予定)を手がけており、国内からだけでなく、海外からの問い合わせや視察希望も増えている。「おもてなしの庭賞」「国土交通大臣賞」など、関わったプロジェクトが数々の賞を受賞している。


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