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写真とは光を映し出すこと、光を切り取ること

群馬県にあるshop & gallery 象(かたち)にて、 菊池雄介によるYusuke Kikuchi Photo Exhibition「Phenomenon」が2023年8月3日(木)から8月14日(月)まで開催する。「Phenomenon」とは「現象」という意味を持つ言葉で、色とは光が作り出す現象であるというメッセージが込められる。自然が作り出す色は鮮やかで、温もりを持った色ばかり。当たり前であるが、いつもそこにある光が生み出す現象を捉える。

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展示概要

「写真」とは何かと聞かれたら、記録であり、記憶であると思うと同時に、光を映し出すこと、光を切り取ることだと、今はそう思う。ヨハネス・ケプラーが暗室をカメラ・オブ・スキュラと呼んだときから、それは逆説的に光がなければ写真は成立しないということを意味していた。自然が生み出す光とは、太陽光のことを指す。太陽の光は、この世界に色を与えてくれた。ときにその光は眩いほどの熱を持つが、たとえば、木漏れ日のように、優しさを帯びた光も存在する。緑豊かな葉を通したその光は、自然が作り出した色だといえる。写真は平面的な表現であるけれど、それだけではないと、常々感じている。作品を通して、色の鮮やかさでなく、温もりを伝えることだって、できるんじゃないかと思う。それはきっと、写真という表現における、奥行きなんだと思う。自然を通した光が生み出す「現象」を、さまざまな角度で楽しんでもらえたら嬉しい。

菊池雄介

菊池雄介(Yusuke Kikuchi)

1986年群馬県出身。2013年より記憶の曖昧さと美しさをテーマに作家活動をはじめる。作品では風景写真を主にしながら、ライブフォトやMVなども撮影・編集。自身の展示用BGMを中心に、楽曲制作も並行して行う。2017年より群馬県桐生市を中心に活動中。不確かで掴みようのないものが持つ美しさを、写真という表現方法を通して伝えている。

Yusuke Kikuchi Photo Exhibitio「Phenomenon」開催概要

会場shop & gallery 象(かたち)
会期2023年8月3日(木)から8月14日(月)まで
時間11:00 ~ 18:00