ドイツのダンス専用劇場、tanzhaus nrwののドラマトゥルク、ルーシー・オートマンが未来を志向するコンテンポラリー・ダンスの実践を紹介
セゾン文化財団が、アーティスト・イン・レジデンス事業の一環として、デュッセルドルフのダンス専用劇場、tanzhaus nrw(タンツハウスnrw)のドラマトゥルクのルーシー・オートマンを招へいし、2023年12月12日(火)に森下スタジオでトークを開催する。
本トークでは、ルーシー・オートマンがドラマトゥルクを務めるtanzhaus nrwの活動を紹介するとともに、ボディ・ポリティクス、デジタル・メディア、共有責任、新しいコミュニティなどの領域を探求する未来志向の振付の実践についてドイツのダンス・シーンで活躍するアーティストの事例を交えて概説する。
Katharina Senzenbergerはデジタルで流通するダンスに焦点を当て、コンテンポラリーと商業のダンスをユニークに結びつけている。Brigitte Huezoはテクノロジー、ゲーム、3Dデザイン、映画、ファッションの交差点で活動している。Sophia Neisesは視覚障害のあるパフォーマー、振付家、活動家で、Zwoisy Mears-Clarkeとともに、tanzhaus nrwで創造的かつ実験的なオーディオディスクリプションのためのラボに関わっている。
私は彼らの目覚ましい活動に基づいて、tanzhaus nrwのプログラムの焦点とともに、芸術的なリサーチや多様な聴衆へのアウトリーチなどの活動について言及したい。彼らはドイツのダンス・シーンにおける現在、そしてとても刺激的な発展の象徴でもある。 ルーシー・オートマン
ルーシー・オートマン / Lucie Ortmann
2022年からデュッセルドルフのタンツハウスnrw(tanzhaus nrw)のドラマトゥルクを務める。これまでにシュテファニー・カープが芸術監督を務めたルール・トリエンナーレや、シャウシュピールハウス・ウィーン(オーストリア)、オーバーハウゼン劇場(ドイツ)のプログラミングに関わる。また、電子ジャーナル「MAP - Media Archive Performance」の編集チームの一員であり、執筆者でもある。
セゾン・アーティスト・イン・レジデンス
公益財団法人セゾン文化財団は、堤清二氏(1927-2013)の私財によって設立された助成型財団。1987年より日本の現代演劇・舞踊の振興、およびその国際交流の促進に寄与するため、助成活動を行っている。
「ダンスの/ための未来:新しいクィアでエンパワーメントなアプローチ」概要
会期 | 2023年12月12日(火)19:00-20:30 |
会場 | 森下スタジオ |
登壇者 | ルーシー・オートマン |
定員 | 15名(後日、アーカイブ配信予定) |
申し込み方法 | 専用フォームより申し込み |
主催 | 公益財団法人セゾン文化財団 |
助成 | 令和5年度文化庁「アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業」 |