NYのアートギャラリーPACEが、チームラボとコラボ。体験型アートセンター「Superblue Kyoto」をオープン
アート集団チームラボと、京都・大阪を基盤とする複数の企業が京都駅東南部エリアの市有地に計画する複合文化施設に、一大アート事業「Superblue(スーパーブルー)」が参画する。Superblueは、ニューヨークを本拠地とする国際的なメガアートギャラリー「Pace Gallery」のCEOらと、ローレン・パウエル・ジョブズ率いる社会活動団体「エマーソン・コレクティブ」とが立ち上げた、体験型アートに特化した新事業。この度、京都駅東南部エリアに、新たな体験型アートセンター「Superblue Kyoto」をオープンする。Superblueは、2021年、米フロリダ州マイアミに最初のアートセンター「Superblue Maiami」をオープン。ジェームズ・タレル、エス・デブリン、チームラボによる没入型の空間作品を、長期的に展示している。
Superblueは、体験型アートの概念を拡張するアーティストの実践の場であり、来場者を体験型アートの世界に取り込むことを目的とした、新しい一大アート事業。ニューヨークをはじめ、ロンドン、ジュネーブ、香港など世界中に9つの拠点を持つ現代アートの国際的なメガギャラリーPACEのCEOらを中心に立ち上げられた。参加アーティストには、チームラボの他に、レオ・ヴィラリアル、グレン・カイノ、ニック・ケイヴ、メアリー・コース、ジャコルビー・サッターホワイト、JR、ク・ジョンア、スタジオ・INI、スタジオ・スワイン、ジェームズ・タレル、エス・デブリン、DRIFT、名和晃平、カールステン・ニコライ、サイモン・ハイデンス、ヤコブ・フスク・ステーンセン、リサ・プノ、ダニエル・ボイド、ランダム・インターナショナル、ジョアニー・ルメルシエ、ラファエル・ロサノ=ヘメル、ミシェル・ロブナーなど、体験型アートの第一人者たちが含まれる。
複合文化施設の概要
アートミュージアム
新作をはじめとした、チームラボのアート作品を複数展示予定。さらに、京都市立芸術大学をはじめとした京都の学生が、最先端かつ大規模な設備や機材を使い、作品創造の実験の場として利用できるプラットフォームになることを検討している。
アートセンター
アートセンターの計画には、国際的なアート事業Superblueが参画。新たな体験型アートセンターSuperblue Kyotoをプラットフォームに、世界的なアーティストによる大規模な没入型の作品展示や、京都の学生や地域住民の方々とのワークショップの開催を検討している。
市民ギャラリー
京都市立芸術大学の学生をはじめ、京都の芸大生の発表と交流の場となる市民ギャラリーを整備予定。市民ギャラリーは、多目的スペースとして、自治連合会をはじめとした様々な団体や地域住民の活動の場としても利用できる。
カフェ
巨大なアートの中のカフェも併設を予定。