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VRゴーグルを装着したライブペインティング

TThe Chain Museumは、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」が運営する、麻布台ヒルズにある飲食併設のアートギャラリーGallery & Restaurant 舞台裏で、日比野克彦による個展、ライブペインティングavecVR「脳はダマせても⇄身体はダマせない #01」を2024年5月24日 (金) から6月23日(日)まで開催する。

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©︎ Katsuhiko Hibino

1980年代の東京藝術大学でデザインを学んだ日比野は、平面作品だけではなく広告、舞台美術、そしてスポーツまでアートシーンを領域横断的に開拓してきた。日比野の活動の特徴は芸術作品と実際の社会がどのように関わることができるのかを軸に、新たな表現を切り拓いていく姿勢にある。今回の展示のキーワードは「公開制作」。日比野は1980年代後半から継続してライブペインティングの活動を続けてきており、象牙の塔に籠るのではなく、観客と交流し共鳴しながら作品を磨き上げていくプロセスこそが本展示最大の魅力となる。会期中にはVRゴーグルを装着してのデジタル・ライブペインティングイベントを予定している。

展覧会

日比野克彦はこれまで個展のタイトルに「会いたい」「伝言ゲーム」「人はなぜ絵を描くのだろう」など、自身が制作活動をする生理的な衝動を追求する言葉を度々付随させている。今回の「脳はダマせても⇄身体はダマせない」♯01は、2024年2月にフランスのフォンフロワッド修道院にあるルドンの壁画のある部屋でVRゴーグルを装着してデジタル仮想空間に絵を描いてきた体験をベースに、あらためて脳の欲求と身体の快感の関係性をVRゴーグルを装着し、リアルなギャラリー空間にライブペインティングをしながら、同時空間に居合わせた観客と共に検証する実験空間となる。

日比野克彦によるライブペインティング公開制作日程

  • 5月23日(木)19:00〜22:00 オープニングイベント「公開ライブペンティングavecVR」
  • 5月28日(火)20:00〜22:00 第2回日比野克彦公開制作 
  • 6月13日(木)20:00〜22:00 第3回日比野克彦公開制作
  • 6月19日(水)20:00〜22:00 第4回日比野克彦公開制作

日比野 克彦 | Katsuhiko HIbino プロフィール

1958年岐阜県生まれ。東京藝術大学に在学していた80年代前半より作家活動を開始し、社会メディアとアート活動を融合する表現領域の拡大に大きな注目が集まる。その後はシドニー・ビエンナーレ、ヴェネチア・ビエンナーレにも参加するなど、国内外で個展、グループ展、領域を横断する多彩な活動を展開。また地域の場の特性を生かしたワークショップ、アートプロジェクトを継続的に発信。現在、岐阜県美術館、熊本市現代美術館にて館長、母校である東京藝術大学にて1995年から教育研究活動、2022年から学長を務め、芸術未来研究場を立ち上げ、現代に於けるアートの更なる可能性を追求し、企業、自治体との連携なども積極的に行い、「アートは生きる力」を研究、実践し続けている。

「脳はダマせても⇄身体はダマせない#01」開催概要

期間2024年5月24日 (金)から6月23日(日)まで
会場Gallery & Restaurant 舞台裏
URLhttps://tinyurl.com/bdedtb2m