ストライプやドットを組み合わせた色鮮やかな作品を描く
NADiff a / p / a / r / tは、現代美術家 今井俊介の個展「Paintings and New Editions」を2023年4月20日(木)から5月14日(日)まで、NADiff Galleryにて開催する。ペインティング作品と木製パネルにプリントした新作エディション作品を発表、本展に合わせ制作したオリジナルグッズの予約受付も開始する。
鮮やかな色彩で揺らぐストライプが印象的な今井俊介の作品は、揺れるスカートの模様など、揺らぎの美しさに強く心を打たれた体験が原点となっており、以降一貫してこのシリーズを描く。平面に描かれた鮮やかな色彩のストライプやドットの形がはためくように重なりあい立体感を帯び、視るものに鮮烈なインパクトを与える。一見筆で描かれたものと認識できないほどの巧みな技術のペインティング作品は、最小限の要素の中で色や形、空間の考察を繰り返すことで生みだされる。国内外で個展を開催してきたほか、絵画を起点としたグループ展にも数多く参加しており、2022年には丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で自身初の美術館での個展を開催する。
本展は、4月15日(土)から東京オペラシティアートギャラリーで開催される今井の個展に併せて、4月20日(木)から初公開の新作エディション作品6点とペインティング作品を展示する。これまでキャンバスに絵の具で描かれたペインティングや布にプリントした作品を中心に発表してきたが、木製パネルにプリントを施した新作エディション作品はこれまでの作品とは異なる表情を持つ。地下1階ではエディション作品を、1階ではペインティング作品を展示することで、手作業で描かれた絵画とデジタルのプリントそれぞれの違いを考察したいと今井が語るように、作品表情の対比も楽しむことができる。
また、本展に合わせてレジャーシーズンにぴったりなNADiffオリジナルグッズを制作。レジャーシートとバッグ、フリスビー、そしてキーホルダーを展開。鮮やかに軽やかに表現される今井俊介の作品世界を体感することができる。
新作エディション作品詳細
作家の表現としても新しい、木目の見えるパネルにプリントしたサイズの異なるエディション作品6点をリリース。
- 制作年|2023年
- 素材|UVインク・水性塗料・パネル
- ED.|3
- ※作家サイン、エディションナンバー入り
今井 俊介 / Shunsuke Imai
1978年福井県生まれ。2004年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。主な個展に「スカートと風景」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2022) 、「range finder」(Kunstverein Grafschaft Bentheim、ドイツ、2018)、「float」(HAGIWARA PROJECTS、東京、2017)、「第 8 回 shiseido art egg 今井俊介 range finder」(資生堂ギャラリー、東京、2014)。主なグループ展に「絵画の現在」 (府中市美術館、東京、2018)、「絵画の在りか」(東京オペラシティ アートギャラリー、東京、2014)など。4月15日より東京オペラシティアートギャラリーにて個展「スカートと風景」を開催。
NADiff a / p / a / r / t
コンテンポラリーアート、フォトに関する国内外の書籍を中心に、アートグッズやマルチプルなども取り扱うブックショップ。インストアで行うイベントや、併設のNADiff Galleryでの企画展開催など、商品の販売に留まらない情報発信を様々な取り組みで行う。
今井俊介 個展「Paintings and New Editions」開催概要
期間 | 2023年4月20 日(木)から5月14日(日)まで |
時間 | 13:00 ~ 19:00 |
営業 | 木、金、土、日、祝 |
会場 | NADiff a / p / a / r / t 地下1階、1階 NADiff Gallery |
入場 | 無料 |