「人工知能と人類との関係性」をテーマとした展示会
窪田望・丹原健翔 二人展「RHODA」がコートヤードHIROOで2024年6月14日(金)から6/30(日)まで開催中。AI開発者でもある窪田と現代人のナラティブをテーマにしてきた丹原による、人工知能と人類との関係性から見えてくるものを考察する展示。AIに敢えて「ありえない事柄」などを学習させ、その成果を作品へ昇華することで、人間が無意識に普遍的だと認識している事柄をあぶりだし、私たちの了見にゆさぶりをかける試みとなっている。
展示作品例
Massive Ugly Hands (制作:窪田望)
Self-Confessed-Critic (丹原健翔・窪田望共同制作)
⾰命の夢 (制作:窪田望)
窪田望 / Nozomu Kubota
経営者、AI開発者、発明家、YouTuber、美術家とジャンルを横断しながら表現を行う。東京藝術大学大学院先端藝術表現、修士課程。AIの特許を日本・アメリカ・中国・香港で20個発明し、YouTube、TikTok、Xの総フォロワー数は30万人。自動運転の分野ではGoogleの精度・頑健性を上回る数値を出力するAIを作るなど、AIやデジタルを使った表現が得意。 2022年から現代美術の分野で作品制作を開始。Ginza Six、資生堂パーラーで生成AIを用いた動画作品や半透明タペストリー作品を発表する他、ChatGPT、そしてフィジカルな装置を組み合 わせたインタラクティブな作品を制作し、また 山形県西川町では消えつつある方言をAIに学習 させるなど、メディアテクノロジーとコンセプチュアルな手法を駆使し人間とAIというありふれた二項対立からの脱構築の実践を試みる。
丹原健翔 / Kensho Tambara
作家、キュレーター。現代におけるコミュニティの通過儀礼や儀式についてパフォーマンスを中心にボストンで作家活動をしたのち、17年に帰国、国内で作家・キュレーターとして活動。サイトスペシフィックな作品や展示をつくることを中心に、鑑賞者のまなざしの変化を誘発することを目的に制作。
窪田望・丹原健翔 二人展「RHODA」開催概要
会期 | 2024年6月14日(金)~6月30日(日) |
時間 | 12:00〜19:00 |
会場 | コートヤードHIROO ガロウ |
休廊日 | 月曜日 |
URL | https://tinyurl.com/55f22ksc |