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千住博や若手作家の展覧会を常設アーカイブ リアルとバーチャルをつなぐ新たなアート体験

銀座の老舗ギャラリー永井画廊がメタバース上に「バーチャル別館」となるアートスペースを開設した。「NAGAI ART GALLERY Virtual Annex」はJストリームの子会社・クロスコが展開する「METAGOメタバースギャラリー」サービスを通じて制作されたもので、ギャラリーで開催された展覧会をリアルな空間そのままに再現・保存し、いつでも鑑賞できる新たな試みとなる。

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「NAGAI ART GALLERY Virtual Annex」

展覧会の“その後”を体験できるメタバース空間

今回のプロジェクトでは、リアルで開催された展覧会をメタバース内に常設アーカイブすることで、見逃した来場者や遠方のファンにも作品を届ける仕組みを実現。特に、千住博による代表作《ウォーターフォール》(1990年)や《フラットウォーター》(1990年)を含むコレクション展は、バーチャル空間でもそのスケール感を活かして展示されており、実際の画廊で体験するのに近い没入感が得られる。さらに、作家と永井龍之介(永井画廊代表)によるYouTube番組「アート探求サロン」のトーク映像と連動し、空間内でも作品への理解を深める補助線として機能している。adf-web-magazine-nagai-virtual-annex-3

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YouTubeチャンネル「鑑定士 永井龍之介のアート探求サロン」

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バーチャルと連動するリアル展「鈴木淳也展」も開催

永井画廊では2025年9月17日から9月29日まで作家・鈴木淳也による個展を開催。これにあわせ、メタバース内でも連動した展示が行われ、作品の制作風景や作家による音声ガイドがスマートフォンから体験できる仕組みが導入されている。音声ガイドには、JストリームグループのCO3が提供する多言語対応のクラウド型ツール「CO3 Audio Tour」が使用されており、直感的な操作と国際対応が特長となる。

メタバースによるアートの“持続”を目指して

クロスコが提供する「METAGOメタバースギャラリー」は、展覧会の記録・保存・再体験の場としてだけでなく、作家や主催者が自由に空間を再構築したり、イベントを行ったりすることも可能なプラットフォームである。展覧会のプレビューや会期後のアーカイブとして活用できるほか、メタバースに不慣れなユーザーにも対応する設計とサポート体制が整っている。同社は今後、より多くの美術館やギャラリーと連携し、バーチャル上でのアート体験の可能性を広げていく方針を示している。

永井画廊

1971年創業、銀座に1973年開廊。代表取締役 永井龍之介が手がける展覧会は、現代作家から古典、国際的評価の高いアーティストまで多岐にわたり、軽井沢千住博美術館の開館にも関与。若手作家発掘のための公募展「日本の絵画」も主宰し、鑑定・査定業務でも知られる。永井は、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」のレギュラー鑑定士としても知られ、多数の著作や講演活動も行っている。